スバルが汎用エンジンや発電機の生産を終了! その輝かしい歴史を振り返る

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1951年から現在に至るまでと歴史が長い

 スバル(SUBARU)は、自動車事業だけではなく多彩な事業を行っていることをご存じであろうか。工事現場では、六連星のエンブレムがきらりと光るランマーと呼ばれる振動によって地盤を固める機械が、「ドドドドドドドガガガガガ」と頑張っている。

 航空宇宙事業や産業機器事業など、あらゆる場所でスバルの技術や製品は活躍しているが、事業の中核を担う自動車事業に経営資源を集中させ、競合他社へ打ち勝つ力を養うことを目的とし、2016年11月に産業機器事業から撤退すると発表した。

 そして2017年9月末で、建設機械や産業機械、農業機械に使用されていた汎用エンジン、スノーモービルやオフロードカー等向けの高性能車載用エンジン、発電機、ポンプなどの生産・販売を終了した。

 スバルの産業機器事業は歴史も長く、1951年2月に旧大宮製作所(当時の大宮富士工業)で生産を開始したガソリン汎用エンジン「M6型」をはじめとし、現在に至るまで60年以上の長きに渡り、さまざまな用途や環境でタフな動力源として使用され、高いブランド力を築いてきた。

 1956年に発表されたKD11以来、「ロビン汎用エンジン」ブランド、2003年からは「スバル汎用エンジン」ブランドとして、クルマよりも先に開発・製造・販売を行ってきた実績もある。「ラビット」の名で生産されたスクーターにもこのロビン汎用エンジンは搭載され、2015年夏に開催された「スバル アクティブライフスクエア inお台場夢大陸」では、子供も楽しめるコンテンツとして用意されたキッズカートにも搭載されていた。

 このキッズカートだが、外観はニュルブルクリンク24時間レースのWRX STIなどと同様のカラーリングが施され、タイヤもスバルのレースマシンと同じダンロップ製を使用したSUBARUのスペシャルカート! 大人もわくわくするような仕様のカートに、未来のスバリストの五感を刺激したに違いない。

 2016年には汎用エンジンの主力製品の一つである「EXシリーズ」をモデルチェンジし、世界最大のコンクリート関連展示会「ワールド・オブ・コンクリート(WOC)」で発表、同年4月には販売を開始した。全機種オーバーヘッドカム(OHC)機構を採用し、優れた性能と耐久性、環境性能を実現したエンジンであり、その耐久性の高さから建設機械業界や発電機や高圧洗浄機など幅広い製品に搭載され、さまざまなニーズに応えてきた。

 また、海外では「EA-Vシリーズ」というエンジンを搭載した芝刈り機などが広く使用され親しまれていたこともあり、今回の汎用エンジン生産終了の発表には日本だけが衝撃を受けたわけではないだろう。

 産業機器の製造・販売を行ってきた産業機器カンパニーは2016年10月1日付で自動車事業に統合されているが、今まで汎用エンジンの開発を担ってきた貴重な人材も、現在は自動車事業で活躍していることと思う。

 しかしながら、せっかく培ってきた汎用エンジン技術が消えてしまうのは、やはりさみしい気もしてしまう。走行性能を活かし作業がバリバリ捗る芝刈り機能のあるWRX STIなどが開発される未来が来てもいいかもしれない。

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