話題の「サポカーS」は本当に高齢者が乗ると安心なクルマなのか?

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ペダル踏み間違えに対応するのは「サポカーS」か対歩行者の自動ブレーキ搭載は「サポカーSワイド」

 前方の状況を検知して事故を防ぐ(被害を軽減する)ために車両が自動でブレーキをかけるシステムについて、プリクラッシュセーフティ、先進安全装備などさまざまな呼び方もあるが、今、経済産業省を中心に日本政府が推しているのは「サポカー」といった呼び名。

「セーフティ・サポートカー」を略した愛称で、単に自動ブレーキ機能が付いているだけのクルマは「サポカー」と呼び、それに加えて「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」などを搭載したクルマを「サポカーS」と呼んでいる。この「S」が示すのはシニアやシルバーと言われているが、すなわち、高齢ドライバーに推奨する先進安全装備を備えたクルマであることを示しているといえる。

 さらに「サポカーS」については、「サポカーSベーシック」、「サポカーSベーシック+」、「サポカーSワイド」と3つに分類されている。その分け方は自動ブレーキ機能が対応できるシチュエーションの差と追加機能によるもので、「サポカーSワイド」がもっとも高機能タイプとなっている。

●「サポカーS」の区分 ※すべてペダル踏み間違い時加速抑制装置は必須

 ベーシック:30km/h以下でしか作動しない低速型自動ブレーキ(対車両のみ)

 ベーシック+:自動ブレーキ(対車両のみ)

 ワイド:自動ブレーキ(対車両・対歩行者タイプ)、車線逸脱警報、先進ライト

 もちろん、車線逸脱警報のなかには、より理想的な車線維持支援システムも含まれている。また、先進ライというのは、いわゆるオートハイビームのほか、配光パターンを変化させるタイプなども指している。

 では、「サポカーS」を搭載しているクルマであれば高齢ドライバーの事故を減らすことはできるのか?

 たとえば、追突事故についてトヨタが独自に集計したデータによると、最新のセーフティサポート機能を備えることで、同じクルマであっても追突事故は9割も減るという。集計の対象となったのはプリウス。

 先進安全装備がないクルマに対してミリ波レーダーを使った「トヨタセーフティセンスP」を搭載したクルマでは追突事故の発生率が半減、さらにICS(インテリジェントクリアランスソナー)も備えたクルマになると9割減となるほど、先進安全装備は効果的だ。

 もちろん、トヨタのデータが示すように最新の先進安全装備であっても100%事故を防ぐことができるわけではない。しかし、「サポカー」に認定されるような先進安全装備が有意な差を生み出すことは疑う余地はない。

 そして、こうした安全機能というのは高級車に限られたものではない。いまや「サポカーSワイド」に認められる軽自動車も増えてきている。

 イメージ的には高齢ドライバーの事故対策が急務といった印象もあるが、若年層も交通事故を起こす確率は高く、また確率は違っても事故を起こさない年齢層というのは存在しない。交通事故を未然に防ぐ可能性を高める「サポカー」を選ぶことは、最新のクルマ選びにおいては基本となっている。

 【関連リンク】

 サポカー・サポカーS(安全運転サポート車)のWEBサイト https://www.safety-support- car.go.jp/

 トヨタ自動車、安全支援技術Toyota Safety Sense、ICSの事故低減効を公表 http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18294147/ ※追突事故調査結果の記載あり

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