トラックだと侮るな! 新型トヨタ・ハイラックスは家族もちが楽しめる完成度

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ピックアップトラックの堂々たる風格

 新型ハイラックスはトラックでありながら、ライフスタイルに合わせたレジャーカー、あるいはファミリーカーとして、新しいジャンルを切り拓こうとしている。貨物車登録ゆえに1ナンバーとなるが、レジャーやロングツーリングに活躍しそうで、これなら十分に「ファーストカー」となりうる。

 タイで生産され、逆輸入という形で日本で販売されることになったハイラックス。タイでは2ドアモデルもあるが、日本仕様は4ドアのダブルキャブモデルのみとなる。

 外観は、ピックアップトラックならではの迫力のあるフォルムで、横長の大きなヘッドライトとオーバーフェンダーが独特の存在感を醸し出している。トラックの場合、無骨で四角いデザインのモデルが多いが、新型ハイラックスのボディラインは立体的でそのスタイリングには新しさを感じる。

 ボディサイズは、全長:5335mm×全幅:1855mm×全高:1800mm、ホイールベース:3085mm。一般的な乗用車とは車体寸法のバランスが異なるということもあるが、全体的なスタイリングとしてはスリムに見える。ただ、5mをオーバーする全長と3mを超えるホイールベースによって最小回転半径は6.4mとなり、さらに全幅も大きいので、狭い市街地での取りまわしには気を遣うだろう。

 スタイリングは、地上高の高さが優れた走破性をアピールするサイドビューと、そのアイテムとなるサイドステップのコンビネーションがデザイン上のアイデンティティにもなっている。前後フェンダーの張り出しやリヤピラーの形状がファッショナブル。車高と視界の関係で、国内の法規に合わせてサイドアンダーミラーを装備しているのも特徴だ。

 そのほかエクステリアでは、フロントグリルやドアハンドル、ドアミラーなどがメッキ仕様となるなど高級感も表現され、乗用車らしさをアピールしている。

 一方、ベースグレードのXはメッキパーツなどがなく質素。ピックアップトラックらしい質実剛健ぶりが醸し出されている。

 アルミホイールはZグレードに標準装備となり、Xグレードはスチールだ。タイヤサイズは265/65R17(撮影車ではYHジオランダーA/TまたはBSデューラーA/Tが装着されていた)。

 ヘッドライトはZではLEDタイプ、Xではハロゲンタイプとなる。LEDタイプでもハイビームはハロゲンとなる。リヤコンビランプは全車共通で、上段のブレーキ&テールはダブル球、中段がウインカー、下段は左がリバース、右がリヤフォグとなっている。リヤフォグランプは全車に標準装備で、右側リヤコンビランプの最下段部が点灯する。発光部はウインカーなどと同じくLEDではなくバルブ(電球)だ。

トラックらしいシンプルさが特徴だが機能性を追求

 乗用車としての快適性とピックアップトラックとしての機動性、走破性を高めるため、コックピットのスイッチ類は操作性重視で集中的に配置される。シンプルなデザインのインテリアだが、機能性は高い。

 ピックアップトラックでありながら、インテリアに関してはいわゆる商用車的ではなく、ミドルクラスの乗用車とほぼ同等レベル。フロア面が高いので、乗り込む際にはトラックであることを意識させるが、シートに座ってしまえば、普通の乗用車と変わらない。各部にソフトパッドを用いたトリム類やメタル調のデコレーションパネルが配され、シックで高級感がある。

 ダッシュボードはメーターフードが低く、前方視界は比較的フラット。中央にディスプレイスペースを構え、スイッチ類は手の届く範囲に配置されている。4WDシステムの切り替えや予防安全機能のオン/オフなど、オフロードを走る際に操作が必要になるスイッチ類も使いやすい場所にレイアウトされている。

 操作系では、ステアリングホイールはZグレードが本革巻きグリップ、Xグレードではウレタングリップとなり、全車にチルトステアリングを装備する。ステアリングスイッチは左がオーディオやハンズフリー機能の操作用で、右はマルチインフォメーションディスプレイの画面やアラーム設定の切り替え用(Zグレード)、またはディスプレイ切り替えスイッチ(Xグレード)となる。クルーズコントロール(Zグレードに標準装備)のスイッチは、ステアリング右下に単独で配置される。

 トランスミッションは6速AT。ゲートセレクター式だ。マニュアルシフト機能を搭載し、パワーモードとECOドライブモードの2モードをボタン操作で切り替えられる(ECOドライブモードではエアコンの風量も制限される)。

 4WDなど駆動系システムの切り替え操作については、ステアリングコラム左側にスイッチ類を配置。トランスファーの切り替えスイッチも備えている。H2(2WD)とH4(4WDハイモード)、L4(4WDローモード)の切り替えが行える。

 そのほか、ダッシュボード右下にパワーヒーター、レーンディパーチャーアラート、プリクラッシュセーフティシステムのオンオフスイッチを配置。ダッシュボード中央部には、エアコン吹き出し口部分にデジタル時計とハザードスイッチを配置している。悪条件下での走行を想定し、デジタル時計は強い日射のなかや逆光時でも見やすいように、少し奥まった位置にセットされている。

 カーナビはT-Connectナビなど2種類がオプション設定される(CDチューナーも用意)。オーディオレス仕様でも、スピーカーおよびバックカメラは装備される。

乗用車としての快適性も追求したインテリア

 見た目はトラックだが、一度乗り込んでしまえば、そこは快適なインテリア。ソフトパッドなど上質な素材を使い、パーソナルユースでも満足できる高い質感を実現している。

 室内の居住性や快適性については、同価格帯のセダンとほぼ同等。シートは前後ともしっかりとしたもの。後席に関してはリヤウインドウやピラーが乗員から近く、またリクライニングはしないためアップライトな姿勢になる。セダンやミニバンからの乗り替え時には慣れが必要かもしれないが、狭くて窮屈ということはないだろう。装備については、それほど広くはないスペースを有効に使い、ドリンクホルダーやポケット、ボックスなどを配置している。

 安全装備については、運転席・助手席&サイドエアバッグ、運転席ニーエアバッグ、前後席カーテンシールドエアバッグと全方位をカバーしており、ファミリーユースでも安心感が高い。

 そして、トラックを乗用車として使うときにポイントとなるのが乗り降りのしやすさだが、車高が高い分ドア開口部の乗り込み口も高く、乗り込むというより乗り上がる感じになる。ただ、運転席にも乗降用アシストグリップが装着されており、また、ルーフ内側にも全席にアシストグリップが装着されているほか、後席ではリヤドアを開けるとセンターピラーに乗降用アシストグリップが設置されている。アシストグリップは子供から大人まで掴まれるように、グリップ部分が上下に長くなっている。

 乗り込み時の足がかりとなるドアステップは、足が乗る部分の横幅を大きく取り、また滑り止め効果のあるリブを設けることで排水性を高め、しっかりと踏めるようになっているところも、トラックを乗用車として使えるように工夫している点だ。これは洗車時にも役立つ。

 後席は、ベンチ風シートでポジションがアップライト気味となるため、視界特性はいい。そして乗用での使用を考慮して、後席座面をチップアップすることにより、積載スペースとして活用できるよう工夫されている。Xではシートが左右一体式、Zでは6:4分割式でチップアップさせることができるのだ(シート下には、ジャッキなど車載工具が収納されている)。

 そのほか、センターコンソールの前側に小物収納トレーを装備。こちらはスマートフォンなどを立て掛けて置くのに便利。手前側が深くなっており、滑り止め加工も施されている。さらに後席の天井にはコートフックを2個装備。ハンガーを掛けられるタイプだが、軽いものなら買い物袋などを提げてもいいだろう。シートバックにはポケットとラゲッジフックも装備される。

 ドリンクホルダーは、センターコンソールの前側に2個、各ドアに1個ずつ、後席の折りたたみセンターアームレストに2個(Zグレード)、そしてダッシュボードの左右にプッシュオープンタイプがそれぞれ1個、設置されている。

使い方を想像するだけで楽しいオープンデッキ

 ピックアップトラックだけに、荷台は頑丈で、たくさんの荷物を積載することができる。そのまま使うもよし、ラックやボックス、さらにはキャノピーなどを追加して、自分仕様のオリジナルのデッキとして使うのもいいだろう。ハイラックスを乗用車として購入するならば、最大の魅力となるのは「荷台の無限大の可能性」。いったい、ここに何を載せるのか? レジャー専用車で積むものが決まっているという人でも、その積み方に思いを巡らせているに違いない。

 トラックの荷台なので防錆性能の高い鋼板を使い、頑丈に作られていることはいうまでもない。容積はダブルキャブということもあって、トラックとしては大きいとは言えないが、それでも3ナンバーワゴン車の2倍くらいはある。ただし「オープンデッキ」なので、一般的な使い方をするならば、風雨への対策や走行中の落下防止のため、ラックやバー、あるいはルーフなどを追加する必要はあるだろう。

 荷台はほぼスクエアな形状で、最大積載量は500kg。サビや腐食に強い亜鉛メッキ鋼板を使用しているほか、フロア面は強度向上や荷物の滑りをよくし、排水性を高めるためにリブ加工処理が施されている。サイドパネルのフロア連結部をラウンド形状とし、フロアの端(溶接部分)から左右に5cmほど膨らませた形状とすることで、手を入れたりロープをかけたりといった作業がしやすい。ここはまさにプロ仕様。

 また、荷台の最前部には60mmほどのスペースがあり、ラックボードなどを増設するなどの使用が想定されている。水抜き穴も左右に設置されている。荷物固定などに使うロープガイドはサイドパネルの前後左右、4カ所に設置される。ビス留めなのでフックやバーなどを用途に応じて追加できるなど使い勝手はいい。

 荷台の積載性に関しては、ゲートを開けたときのフロア面は人が乗り込むには少し高いが、荷物を持って積み降ろしするにはちょうどいい高さだ(トラックなので荷物の量によって荷台の高さは変化する)。

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