最近多いサメの背びれのような形をしたアンテナの中はどうなっている?

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電波を増幅する基盤も収められている

 最近のクルマは、ラジオのアンテナがその存在を主張することはない。昔はロッドアンテナが高く伸びていたものだが、今ではウインドウへのプリントか、短いゴムタイプ。そしてスタイリッシュなシャークフィンアンテナが主流だ。

 前者のふたつは面積が広かったり、短くてもロッドなので、感度は確保できそうなことは素人でもなんとなく想像がつくはず。しかし、シャークフィンアンテナとなると、デザイン性や空力面では有利なのだろうが、肝心の受信という点ではなんだか頼りない。

 もちろん自動車メーカーが採用するだけに感度は問題ないのだが、そもそもシャークフィンアンテナと従来のロッドアンテナとは、構造だけでなく、仕組み自体も異なるものになっているのだ。

 あのシャークフィンの中にはなにが入っているのか? まずアンテナ部分として、コイル状に丸められたものがあって、ここが電波を受信する。通常のアンテナなら、ここから直接オーディオにつながっているのだが、シャークフィンアンテナの場合は基盤が入っていて、受信した電波を増幅している。クルマというのは移動するだけでなく、常に向きが変わったりするので、使用環境としては非常にシビア。

 さすがにコンパクトなフィンの中にコイルを入れただけでは電波感度は悪いので、そこから必要な部分を抜き出しているというわけだ。電波受信&増幅器と呼ぶのが正しいだろうか。ちなみに基盤は横にはうまく収まらないので、フィンの中に縦に収められていることが多い。

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