見た目重視でアルミ製エアバルブキャップへ交換するとトラブルの可能性あり

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通常のゴム製エアバルブの真鍮とアルミが電蝕を起こす

 BBSやレイズの高性能ホイールを見ると、アルミなど金属製のカッコいいロゴ入りのエアバルブキャップが付いている。それに比べ、純正ホイールのエアバルブキャップは、色気のない黒い樹脂製……。でも、アルミのエアバルブキャップだけなら数百円単位で売っているし、カラフルなアルマイトで色も選べるし、お手軽な足元のドレスアップに最適、と考えている人はちょっと待ってほしい。

 純正ホイールを含め世の中の大半のホイールのエアバルブは、ゴム製だ。あのゴム製のバルブの中には、真鍮製のバルブステムが入っている。この真鍮製のバルブステムにアルミのキャップを使うと「異種金属接触腐食」、いわゆる電蝕という現象が起きて、キャップとバルブステムが腐食し 最悪、固着してキャップが取れなくなることがあるからだ。

 キャップが取れなくなると空気圧の調整ができなくなるだけでなく、ダメになったエアバルブを交換するためにタイヤをホイールから外そうとしても、空気を抜けないのでビードが落とせなくなり、けっこうな大事に……。

 メーカー出荷時の状態でバルブステムもアルミ製、エアバルブキャップもアルミ製という組み合わせなら問題ないが、ゴムバルブ+アフターのアルミエアバルブキャップというのは、かなりリスキー。真鍮(黄銅=銅と亜鉛の合金)とアルミは電蝕しやすいペアなので、安易にアルミ製キャップを購入し、ドレスアップに走るとひどい目を見ることになる可能性が大だということを覚えておこう。実際にゴムバルブ+アルミエアバルブキャップで、固着した例は少なくない。

 というわけで、ゴムバルブには電蝕の心配のない、樹脂製のエアバルブキャップを使用するのがベスト。どうしてもメタルのキャップにしたい人は、真鍮製(メッキ)のものをチョイスするようにしよう。

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