警察のパトカーにトヨタ クラウンが多い理由とは

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厳しい採用条件のなかクラウンにはパトカー専用グレードがある

 ひと昔前はパトカーにもいろいろな車種が採用されていたが、最近では圧倒的にトヨタ クラウンの採用が多くなっている。2016年4月からは現行型がパトカーに採用されており、街中で見かけたことがある人も増えているのではないだろうか。

 じつはパトカーにするには警察庁が定めた基準があり、それをクリアした車両だけがパトカーとして納入できるのである。その内容を一部抜粋すると、

・車体は、4ドアのセダン型であること。 ・排気量は、2500cc級以上であること。 ・乗車定員は、5名であること。 ・トランクルームは、床面が概ねフラットなものであり、容量が450L以上であること。 ・サスペンションは、トランクルームに常時約60kg積載し、かつ、昇降機構付き警光灯を搭載して約20万km走行することに耐えうる構造とすること。

 などである。まずはこの基準を満たさないことにはパトカーとしてのスタート地点にも立つことができないのだ。また、パトカーとして導入されるには競走入札に参加しなければならないため、架装費用をつぎ込むわけにもいかないというのも難しいポイントだろう。

 そこでクラウンが多い理由に戻ろう。じつはクラウンは伝統的にパトロールカー専用のグレードが用意されているのだ。もちろん前述の細かい基準はすべてクリアしているため、パトカーとしての条件を満たすためのコストが大きく下げられているというわけだ。ちなみに一般配布はしていないが、12ページ程度の専用カタログも用意されている。

 ちなみに平成28年度のデータでみると、クラウンの警ら用パトロールカー(2.5リッターガソリンエンジン2WD)は500台弱が納入され、1台当たりの価格は280万円弱となっている。市販のクラウンロイヤルが約380万円~というところから見るとかなり安い印象を受けるが、豪華な装備は省かれているし、まとまった台数の受注が受けられる(総額で13億超)ということで、トヨタとしても充分に利益が出る計算なのだろう。

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