ガソリン車も心配なし? 最近「石油があと何年で枯渇する」というニュースを聞かない理由とは

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埋蔵量にかかわらず化石燃料を使わないフェーズに入っている

 かつて「石油はあと●●年で枯渇する」といったフレーズを耳にすることも多かったが、最近では石油が枯渇するといった話を耳にすることは少なくなっている。逆に、1970年代のオイルショックのころに、なくなると言われていた年をとうに過ぎているのに、まだまだ余裕で原油は採掘されているし、埋蔵量も増えているような気がするといった印象を持っているのではないだろうか。そもそもオイルショックも埋蔵量が減っていることに由来して起きたわけでもないのだが……。

 さて、本当に埋蔵量が増えているかどうかは別として、採掘技術の進歩やオイルシェールの活用など、石油を確保する手段や能力が進化したことが、こうした原油埋蔵量に対するネガを払拭している面もあるだろう。また、世界的に内燃機関自動車の燃費性能が向上していることで、台数が増えても使用する燃料が、それに比例して増えていくわけではないというのも楽観的な将来像につながっているのも否めない。

 なにより現在のトレンドとしては、石油が枯渇しようがしまいが、化石燃料をバンバン使うこと自体がNGとなっている。いわゆる二酸化炭素の排出量を減らすということが優先されている。地球温暖化・気候変動と二酸化炭素の排出量の相関性についての議論は置いておくとしても、現実問題として世界159の国と地域が参加するパリ協定が結ばれるなど、二酸化炭素の排出量を減らすことは政治的な意味合いも含めて、世界共通の目標となっている

 つまり、二酸化炭素排出量を減らすには石油の枯渇に関わらず、再生可能エネルギーなどカーボンフリーなエネルギー比率を高める必要がある。もはや石油が枯渇するから代替エネルギーを探るというフェイズではなく、できるだけ化石燃料を使わずに、それでいて後退することのない社会を目指している。だからこそ原油の埋蔵量についての議論のプライオリティが下がってきたのだ。

 直近の原油価格についていえば、シリアを軸とした国際政治的な点から供給が不安視されることで相場に大きな影響が出てくる可能性を気にすべきだろう。前述したように原油相場の上昇は予測埋蔵量よりも、政治的な影響のほうが大きいからだ。

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