給油口の位置はどう決まる? クルマによってまちまちな理由とは

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かつては火災対策でマフラーの逆に設けられることが多かった

 給油口の位置は、メーカーや車種によって左右が異なっている。比較的新しめの国産車では、多くの場合燃料計のところに給油口の左右の位置を示すマークが付いているので迷ったり間違えたりしにくくなるよう配慮されているが、そんな必要があるほど各社によってバラバラだ。

 昔は、給油中に燃料を入れすぎてこぼれるミスが多かったことから、「給油口は火災を防ぐために、高熱を帯びる排気管から遠い位置に設ける」という考え方が基本とされるようになり、給油口はマフラーの出口が設置される反対側に設けられることが多くなったとされている。

 しかし、給油ノズルや燃料タンクの性能と品質が向上して久しく、また大排気量車や高性能車では左右出しマフラーも珍しくなくなったので、今では、どのメーカーも火災防止策との意味合いはかなり薄れている模様。

 燃料タンクは樹脂製となってから形状が非常に複雑なものとなり、生産コストがかなり高くなっているため、メーカーとしてはなるべく給油口の位置を統一したい(なるべく多くの車種で同じ燃料タンクと燃料径路を使いたい)と考えている。今では、給油口の位置は同系統のプラットフォームやサスペンションの形状などに合わせて形状を最適化し、なるべく効率よく幅広い車種で使えることを狙って左右の位置が決まっているようだ。

 ちなみに、 SUBARUの場合は60年前に発売された最初の乗用車(普通登録車)であるスバル1000の給油口は左側にあるが(RRレイアウトのスバル360の給油口は真後ろにある)、1971年から発売された初代レオーネ以降のモデルではすべて一貫して右側に設置されている。マフラーの出口の位置は、片側出しの場合は常に左側だ。

 とあるSUBARUのベテランエンジニアの話によると、SUBARUはとしては「給油口は運転席側にある方が(運転席に近い方が)便利で安全」との考え方が徹底されており、今でも一貫して右側に設置しているとのこと。確かに、店員のフルサービスでもセルフサービスの場合でも、給油口は運転席側にある方が何かと便利で都合が良い場合が多いのは間違いない。

 その考えに基づくと、本来は左ハンドル車では給油口を左に設置するのが理想なのだが、コスト面による理由により、海外仕様でも給油口は右側のままとなっているとのことだ。

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