最近の自動車が「黒いピラー」を積極的に採用する理由とは

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ブラックアウトする場所によって得られる効果が異なる

 ピラーをブラックアウトする手法はかなり以前からあるが、近年、いろいろな形で応用されるようになっている。ピラーをブラックアウトすると、ルーフが浮かんでいるように見えるようになる。これをフローティングルーフと呼ぶ。トヨタ・クラウンのようにピラーがボディ同色だと、ガッチリとフォーマルな印象になるのに対して、フローティングルーフは、よりスポーティに、よりカジュアルに、より開放的に、あるいは未来的に見せることができる。

 近年はSUVをはじめとして、世界的にクルマのカジュアル化が進んでいるので、この手法を採用するモデルが増えていると言える。

 ピラーのブラックアウトの種類としては、 (1) フロントピラーをブラックアウトする (2) リヤピラーをブラックアウトする (3) すべてのピラーをブラックアウトする この3つに大別できる。

 (1)の場合は、前方から見た場合に居住空間が広々と見えつつ、リヤピラーがそれをしっかり受け止めるような印象になり、スペース性に優れたファミリーカーに向いている。

 いい例はN-BOXだ。この手の軽スーパーハイトワゴンは、Aピラーが非常に直立していて、ボディ同色のままだとハコ感が強くなりすぎて商用車っぽくなる。しかしリヤ以外のピラーをブラックアウトすれば、それをマイルドにしつつ、より広々と見せることができるのだ。

 あえてリヤピラーをボディ同色で残しているのは、安定感や安心感を出すため。ちなみにタントもまったく同じパターンだ。

 (2)のリヤピラーのブラックアウトは、4代目レガシィのような、スポーティなステーションワゴンが好例だった。フロントピラーを残しつつリヤピラーをブラックアウトすれば、後方に噴射するイメージとなり、ライトバン感を薄めてスポーティに見せられるし、カーゴにたくさん物が積める印象も与えられる。

 この応用系が現行レクサスRXのような、リヤピラーの一部をブラックアウトする手法だ。ブラックアウト部を狭くすることで、「あれ、このクルマ、どういう構造なのかな」と見る者の注目を集められるし、後方への噴射感をより強める効果もある。リヤピラーはフロントに比べてぐっと太くすることができるので、ブラックアウト部の形状もさまざまアレンジできる。

 (3)のピラーをすべてブラックアウトする目的は、単純明快、スポーティかつ広々と見せること。エスティマはその典型だ。すべてのピラーをブラックアウトすれば、ルーフは完全に浮かんで見えるようになり、さらにそのルーフもブラックアウトしてしまえば、全高の高いクルマでも、低くスポーティに見せることが可能だ。

  • ピラーの塗り分け
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