チタンにカーボン! クルマ好きが心を奪われる素材のルーツとは

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多くは航空宇宙や軍需産業から採用されてきた

 多くのクルマ好きは機械が好きであり、先端技術が好きで高機能なものに惹かれる。そうした人の特徴に、新しい素材に弱いというのがある。新しい素材とは簡単にいえば軽くて強いもの(+耐熱性)だ。その代表がCFRP=「炭素繊維強化プラスチック」、いわゆるカーボンファイバー。炭素繊維のルーツは、19世紀にあのエジソンが作った電球のフィラメント(日本の真竹)。

 1960年代にロールスロイスがジェットエンジンにCFRPを採用し、航空宇宙分野で注目される。チタンも軽くて強く、耐熱性や耐食性・疲労特性などに優れ、ロケットや航空機、ミサイル、潜水艦などの素材として知られていった。

 その他にもジュラルミンやマグネシウム合金、ハイテン鋼(高張力鋼板)・鍛造アルミ・アルミ削り出し・ケブラー・ノーメックス・CMC(セラミック複合材)・アルミリチウム合金・光ファイバー・低反発素材「テンピュール」など、どれもクルマ好きがほぼ無条件に有難がり、飛びついてしまうものばかり。 (写真はトヨタ2000GTの稀少なマグネシウムホイール)

 これらに共通するのは、航空宇宙開発から生まれ、軍需産業やミリタリー製品に採用された他にも、レーシングカーにも導入。そして高級スポーツカーへ……といった流れで、自動車ファンを惹きつけていることが多い。

 宇宙開発を筆頭にコストよりも厳しい環境でよりハイスペックが重視される世界で、実績がある素材には心を揺さぶられる何かがある。ちなみに素材ではないが、ABSもラジアルタイヤもベルクロテープもクオーツ時計も、エアバック(ロケット点火技術の応用)、ビルの免震積層ゴムも、(アルミ)ハニカム構造も、GPSも、ルーツは航空宇宙開発の現場から生まれた技術。エマージェンシーブランケット(スペースブランケット)などもNASAが開発したのは有名な話だ。

 こうした一連の素材・技術には、何とも言えないロマンがあるので、その魅力に抗えないのは仕方がない! 一方で、本革や人工皮革素材のエクセーヌ、アルカンターラといった素材も大好きだったりするところが、クルマ好きの面白いところだ。

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