クルマ用に開発されたものじゃなかった! 意外なものから来た技術5選

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飛行機や鉄道からきた技術が多い

 クルマというのは、世界的に見ても基幹産業で、さまざまな技術が生み出されているが、すべてが自動車由来というわけではない。他ジャンルで開発や発明されたものがけっこうある。今回はいくか紹介しよう。

1)ABS

 今や付いていないクルマはないというほどだが、もともとは鉄道で採用された技術。1936年にボッシュが特許を取ったもので、車輪がロックすると偏摩耗して振動が出てしまうため、それを防止するためだった。また飛行機でも同じようにロックするとバーストしてしまうので、ダンロップが1947年に航空機用ABSを開発している。

 ちなみに、新幹線も開業時にすでに装着していた。その後、航空機用を改良して自動車向けの開発が進められたが、これを後輪だけに採用したのが1970年に登場した日産のプレジデント。4輪ABSは1979年のメルセデスベンツSクラスで、ボッシュと共同開発したものだった。ABSという名称もこのときに使われている。

2)ターボ

 こちらは有名かもしれないが、船舶。そして飛行機からの転用だ。前者はディーゼルエンジン用。そして後者は高高度を飛ぶ、軍用機に積極的に採用され、第二次世界大戦では広く使われていた。日本はそれがなくて負けたという意見があるが、排気タービンとしてあるにはあった。

3)化学合成オイル

 こちらも航空機用に使われていたものがクルマに使用されている。なかでもエステルという化学合成油の素材のひとつはジェットエンジンに使われていたものだ。ただ、エステルといっても多くの種類があり、クルマ用すべてがジェットエンジン用とは限らない。

4)ウインドウ撥水剤

 ワイパーいらずで、走行風でガラス表面に付いた水滴が飛んでいくのが特徴だが、これは飛行機に使われていたもの。飛行機にもワイパーは付いていることがあるが、高速で飛ぶ飛行機だと撥水剤のほうが効果抜群というわけだ。

5)シリーズ式ハイブリッド

 日産のe-POWERのように、エンジンは発電に専念して、モーターで走行するというもの。電気自動車と言えるし、エンジンとモーターのふたつを積んでいるので、ハイブリッドとも言える。いずれにしても、鉄道では昔からあったシステムだ。鉄道は搭載スペースに余裕があるというのが、先に普及した理由だ。

 今回は5つだけを見てみたが、そもそもクルマ自体、ボディなどは馬車から派生したもので、それ自体がほかからの技術といえなくもない。これからはITとの融合がどんどんと進むわけで、ほかからの技術導入というのはますます増えるだろう。

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