20周年限定車は日本が影響を与えた! ルノー カングーが20年間も世界で愛され続けるワケ

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小型ミニバンとは思えない積載量と走りを持つ

 ルノー カングーは、乗れば乗るほど、考えれば考えるほど、おもしろい存在だなと思えてくる。元々は商用車ベースの考え方から生まれたクルマでありながら、今や──とりわけこの日本では──ファミリーユースの乗用車に最適なクルマとして高く評価されていたりする。 それもそうだろう。なごみ系のスタイリング。広々とした居住空間。大抵のものが積み込める荷室スペース。フレンチタッチの優しく快適な乗り心地。不足のない加速性能と高速巡航性能。カタチからは想像もつかない楽しいハンドリング。そしてさまざまな方向性のドレスアップをあっさり受け入れてくれる懐の深さ。決してありふれていたり埋没したりしない存在感があり、休日に家族と遊び道具を満載してどこかに出掛けても運転手役のお父さんがまったく退屈することがない濃厚なフィーリングまで併せ持っている小型ミニバンは、そうあるものじゃない。家族を持った幸せとのトレードオフでクルマの楽しさを諦める必要など、カングーさえ手に入れれば全くないのだ。 熱心なクルマ好きから愛されるのは当然なのである。

2008年から開催しているカングーのイベントは遠方からも訪れる!

 それをハッキリと証明してるのは、“カングー ジャンボリー”だろう。ルノー・ジャポンの主催で毎年開催されているこのイベントには、全国各地からカングーに惚れ込んだオーナー達が驚くほどたくさん集結する。第10回を迎えた今年のイベントでは、カングーだけで1373台。 それも思い思いにドレスアップが施されたりユニークなアイディアが盛り込まれたりしている“マイ・カングー”がかなり多く、まったく同じカングーなんてここにはいないんじゃないか? と感じられるほどだ。そんなところからもカングーの愛されっぷりが理解できたりもする。 今回のイベントのゲストとして来日していたルノーの小型商用車担当プログラム・ダイレクターである、フィリップ・カイエットさんも、「皆さんのカングーに対する情熱は、ものすごいですね。フランスではA地点からB地点まで家族や荷物を乗せて走る道具として実用的に使われる傾向が強いクルマですが、日本ではライフスタイルの中に溶け込んで、趣味のクルマとして愛されてるのですね」と驚いていたほどだ。 カングーがパリの街中やフランスの気持ちいい田舎道を走りはじめたのは1998年。日本に最初に上陸したのはデビュー4年後の2002年。最初は右側通行の国のコマーシャルヴィークルらしくスライドドアが右側のみで、日本の道路事情には合ってなかったため導入が見送られていたが、郵便需要などで左ハンドルであっても左側スライドドアが欲しいという声が高まり、両側にスライドドアが設けられた。 それをキッカケに、ルノー・ジャポンは1.4のハッチバックから日本へ導入。翌2003年には1.6となり、リヤはダブルバックドアに。さらに翌2004年にはフェイスリフトなどが施されたフェイズ2へと進化。初年度は773台だった販売台数が、この年には倍近い1459台という数字をマークするほど伸びている。 2009年にはフルモデルチェンジ。車体が少し拡大されて室内のスペースもさらに大きくなった、いわゆる“カングー2”、マニアの間では愛を込めて“デカングー”と呼ばれている新型へと切り替わる。その翌年にはその後8回にわたって展開され、全部で18色の彩りを日本にもたらしたスペシャルカラーをまとう“カングー・クルール”という限定車のシリーズがスタートし、毎回即完売という驚きの好評ぶり。 そして2013年にはルノーのコーポレートデザイン担当副社長のローレンス・ヴァン・デン・アッカーが唱えた“サイクル・オブ・ライフ”デザインにならった顔つきを持つフェイズ2となり、2016年には1.2ターボ+EDC(=デュアルクラッチ式トランスミッション)も導入されるなど、進化を繰り返している。そしてその年には2068台、2017年には2028台と、2000台を立て続けに超える販売記録をマークする人気インポートカーへと成長した。

日本のファンから影響を受けた20周年限定車が誕生

 カングーは今年で20年。それを記念した限定車がフランス本国のルノーで企画された。欧州では期間限定で販売され、日本では200台のみが限定で販売される。その名は“カングー・ヴァンタン”。ヴァンタンは“20ans”。フランス語で“20周年”を意味する言葉だ。 じつはこのリミテッドエディションの誕生には、日本のカングー・ユーザー達、それもカングー・ジャンボリーに集うオーナー達の存在が大きな影響を与えているのだという。カングー・ジャンボリーの存在そのものは本国のルノーの中でも認知されていたが、それは“1000台以上が集まるらしいよ”ぐらいなもので、詳細についてはあまり知られていなかったらしい。 ところがカングーのマーケティング担当にひとりの日本人女性がいて、その方がイベントのことを事細かにスタッフ達に紹介したのだそうだ。どんな人達がどれくらい集まってるのか、ユーザー達がどんなふうにカングーを愛してるのか、カングーのキャラクターを活かしてどんなふうに楽しんでいるのか……。それに触発されて“愛されキャラをテーマにした20周年記念モデルをつくろう”ということになったのだとか。日本のカングー・オーナー達は誇っていいと思う。 そういういきさつから生まれたヴァンタンだからか、通常のカングーよりもさらに乗用車テイストの色濃いモデルとなっている。本国をはじめとする欧州では70%が商用車仕様だが、日本では100%乗用車仕様なのだから。 ベースとなったのは、1.2ターボ+EDCの“ゼン”。このモデル専用のルージュ・パボ・メタリックというフランスらしい絶妙な色味を見せるボディカラーを身にまとい、ドアミラーとサイドプロテクションモールを同色に。フォグランプにはシルバーのトリムがあしらわれたり専用のホイールカバーやデカールが採用されることで表情が豊かになり、カングー・ジャンボリーのようなイベントや週末の遊びに有効なマルチルーフレールを標準で備えている。 またインテリアもこのクルマ専用の仕立てで、フロントのドアにあしらわれたトリム、ルージュのアクセントが目立つシート、さりげなく赤いステッチの入れられたアームレストなど、ボディカラーとのコーディネイトの仕方がフランスらしい味わい。またメータークラスターが専用のブリリアントブラックのものとなり、コンソールボックスのリッドがレザー調になるなど、高級感も増している。ちなみにバックソナーも標準装備となる。 価格は265万9000円。ルノーの限定車、それもとりわけカングーの限定車は完売するのが早いが、これはアニバーサリーモデルだけに、競争はさらに激しそう。ルノー・ジャポンはそこをちゃんと理解していて、購入希望者が予定販売台数を上まわった場合には抽選、という販売方法を採るようだ。申し込み受付はこの5日からスタートしていて、締切は16日。希望される方は急いでディーラーを訪ねることをオススメしておこう。

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