クルマの下取り査定額のワナ! リサイクル預託金の行方に要注意

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念押しで確認することをオススメする

 愛車を新車へ乗り替えることを“代替え”などと呼んでいるが、この代替えにより新車購入をする際に、購入予算を絞り込むキーポイントとなるのが、いままで乗っていた愛車を下取りに出す際の下取り査定額。 下取り査定額はセールスマンが当該車両の外装の傷やへこみ、鈑金修理などの修復歴の有無や、走行距離など対象車両の状態を加減点方式でチェックし、“査定基本価格表”により当該車と同年式・同型式の査定基本価格を割り出し、これをベースに加減点を反映させ、査定額が算出される。あくまで査定対象車の現状での価値を値踏みするものなのだが、最近では買い取り専業店のように中古車オークションや中古車相場の値動き、つまり中古車市場での人気の度合いが査定額算出には大きな影響を与えている。 また値引きが思うように拡大せずに、購入予算が困難になった時などには、下取り査定額に値引き不足分を上乗せすることも常態化している。 セールスマンは“チェックシート”というものに外装の傷の有無などを書き入れていくことになる。過去には中古車相場などは反映させずに査定額を算出していたので、その場で査定額を算出して、お客にチェックシートを見せながら、どのような流れを経て査定額を算出したかをセールスマンから説明を受けることもあった。しかし最近は中古車相場の動きを加味するので、チェックシートをディーラー本社の中古車部などへ送り、そこで相場動向などを加味して最終的居な査定額が決定されることもあり、口頭で“50万円でした”などと伝えるのが一般的となっている。 ここで注意したいのはセールスマンが伝えた金額が“下取り査定額”なのか、“下取り価格”なのかということ。下取り査定額とは文字どおり、下取り予定車を査定して、その価値を算出したものとなるが、下取り価格になると査定額に“リサイクル預託金相当額”というものが加わった金額となる(ほかにも加味される項目がケースによってあるが、ここではあえてリサイクル預託金相当額のみにしておく)。 新車が無事納車となり、いままで乗っていた愛車が下取り車として購入ディーラーへ引き取られると、即座にディーラー名義へ所有名義人が変更される(名義変更)のが大原則。大昔は名義変更せずにそのまま中古車展示場で販売されたり、転売あるいは廃車されていたりもしたが、トラブルを回避する意味で即座に名義変更するようになっている。 2005年1月1日から“使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)”が完全施行されている。以後新車購入時に当該自動車の廃車時にかかるリサイクル費用を払い、これが公益財団法人・自動車リサイクル促進センターで預託されることになる。 そして下取り車として愛車を手放すときには、預託したリサイクル料金のうち資金管理料金を差し引いた“リサイクル預託金相当額”が返金されることになる。 販売現場などで話を聞くと、「リサイクル料金の関係もあるので、どんな状態(解体扱いになりそう)でも、とりあえず『生き車(再販予定車)』にしてリサイクル料金をお客様に返金するようにしている」という話も聞いたことがある。 前述したようにいまでは下取り査定額に値引き不足分を上乗せするのが常態化しているので、どんなクルマであっても最低でも数万円は下取り査定額として計上してしまう。つまり、その流れで言えばいまではほぼすべてが再販予定を前提とした下取りとなるので、リサイクル預託金相当額はよほどのことがないかぎり返金されているのが実状といってもいいだろう。 そこで気をつけたいのが、セールスマンのいう査定額に、すでにリサイクル預託金相当額が含まれていることが多いのである。 仮に下取り車Aの査定額が50万円として、リサイクル預託金相当額(資金管理料金を除く)が1.2万円とする。セールスマンが「査定額が50万円ですよ」と言った時には、厳密には“査定額50万円+リサイクル預託金相当額1.2万円=51.2万円”が“下取り価格”となるのだが、一般的な流れを見ると“査定額48.8万円+リサイクル預託金相当額1.2万円=50万円”が下取り価格となっているケースが目立っている。つまり本来計上されるべき下取り価格に比べ、1.2万円少なくなってしまっているのである。 口では「査定額50万円」といっていても、注文書には査定額といっているのに、下取り車価格で50万円(査定額48.8万円+リサイクル預託金相当額1.2万円)となっているのである。 ディーラーによっては下取り車についての記載項目が異なり、下取り査定額と下取り価格を別項で設けずに、“うちリサイクル預託金相当額1.2万円”などと表記したりなど、多少フォーマットが異なるので、セールスマンが“査定額50万円”と提示してきたら、「それにリサイクル預託金相当額がプラスされるんだよね」と念押しで確認することをオススメする。 新車を購入したというウキウキ気分から、そのまま契約してしまいがちだがそこで冷静さがアピールできれば、セールスマンも“下手な事は出来ない”となるので、商談も引き締まったものとなり、より満足のいくものになるのである。

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