修理できるボーダーラインは? クルマはどこまで水に浸かると「廃車レベル」なのか

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ダッシュボードまで水に浸かると修理費100万円超えのことも

 近年、気候変動の影響なのか各地で水害による被害が拡大している印象がある。また、ピンポイントな事象としてもゲリラ豪雨で排水が追い付かず、アンダーパスのような箇所で車両が冠水してしまうといったアクシデントが起こることも少なくない。台風シーズンを前に、愛車を冠水から守りたいという気持ちがあらたになっているユーザーも多いのではないだろうか。 では、車両というのは、どこまで「水没」すると、廃車レベルの被害となってしまうのだろうか。まず修理が必要になるかどうかのひとつの基準は「室内に水が入ってきたかどうか」という点になる。水に浸かったように見えても、車内に水が入っていなければ多くの場合は洗車をして点検すれば解決する。もっとも、冠水走行時にアクセルを抜いて、マフラーから水を吸ってしまい、その水がエンジンにまで届くようなことがあると話は別だが……。 一方、車内・室内まで水が入った場合だが、カーペットが濡れた程度であれば現実的な費用で修理が可能だ。とはいえ、カーペットのクリーニング、マット類の交換、電装品のチェックなどがあり、万円単位の修理費用となる。さらにシートあたりまで水に浸かってしまうとクリーニングでは臭いが残ってしまう。 もし直すとなればシートなど内装の全交換が必要となるし、電装パーツの多くも交換が必要となってくる。ダッシュボードあたりまで水が来た跡があるような車両ではエンジンも被害を受けているケースが多い。こうなると費用は10万円単位で、モノによっては100万円コースとなる。つまり多くのクルマで残価を超えてしまい、実質「廃車」したほうが合理的と判断できるレベルの被害となるのだ。 比較的クリアな雨水なのか、泥水なのか、海水なのかでも浸水被害のレベルは変わってくるが、いずれにもしてもダッシュボードまで浸かってしまうような「水没」であれば、よほど貴重なクルマではない限り、現実的には廃車となるだろう。

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