最近のクルマに「泥よけ」を見かけなくなった理由とは?

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舗装路ではむしろ空気抵抗のネガな面が出てくる

 かつて、といってもかなり昔の話だが、国産車のおおくはゴム製の泥よけ(マッドガード)を付けていることが多かった。それが、いつしか見かけなくなってしまったのは、多分に道路環境の変化が影響している。 かつて泥よけは本当に実用的なアイテムだった。というのも舗装路が少なく、タイヤが跳ね上げた小石などでボディが傷つくのを防ぐことは重要な機能だったからだ。逆に言えば、舗装路が増えるに従い、泥よけが実用上は不要になり、徐々にファッションアイテムとなっていく。いまでも純正アクセサリーなどにマッドガードは残っているが、ドレスアップ要素を感じさせる形状となっている。 また、トラックなどではキラキラとした素材を用いることで、機能とファッション性を両立させた泥よけも見かける。機能性でいえば、いまでもラリーマシンはマッドフラップなどと呼ばれる大きな泥よけを付けているが、それはグラベルと呼ばれる未舗装路を走るときには必要だからである。舗装路だけとわかっていればマッドフラップは空気抵抗となってしまい、性能面においてマイナスになるので、外すことになる。 泥よけによって空気抵抗が増えてしまうのは市販車であっても同様。少しでも燃費を良くすることが求められる現代において、あえて空気抵抗を増やすアイテムを積極的に装着する理由はない。もちろん、空気抵抗が小さければ最高速や加速性能などのパフォーマンスも伸びる。未舗装路を走る機会が減り、機能として泥よけが不要になったこと。そして、無駄に空気抵抗を増やさないというロジックから、泥よけを見かけることは減っているのだ。 ジープやジムニーといった、本格的なクロスカントリー4WDにマッドフラップが似合うのは、クルマが本来持っている機能を視覚的に示すアイデムという理由もあるが、前述したように、あまり見かけなくなったことで個性が際立つという面もあるだろう。その意味では、マッドフラップはリフトアップ系ドレスアップと相性がよく、象徴的なアイテムともいえる。

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