ハイブリッド車のバッテリーに寿命はあるのか?

コラム WEB CARTOP

標準的なクルマの寿命は十分カバーできる性能をもっている

 ハイブリッドカーをマイカーとして維持する際の心配事のひとつが、駆動用バッテリーの寿命だろう。たしかに、トヨタの初代プリウス、ホンダの初代インサイトといった初期のハイブリッドカーにおいてはバッテリーの交換が必要となるというケースがあった。それが実際以上に大きな問題として、また都市伝説的に広まったことで、ハイブリッドカーのバッテリーは交換が必須の部品であり、交換時には数十万円がかかるパーツというイメージが強くなっている。 また、最近では電気自動車(主に日産の初代リーフ)におけるバッテリーの劣化が指摘されるケースがあり、これもハイブリッドカーを含めた電動車両において、駆動用バッテリーが長く乗る上でネックになるという見方を強めている。たしかに、スマートフォンなどでも実感しているようにバッテリーというのは実用的に感じる範囲で劣化するものだ。ハイブリッドカーで使われるバッテリーについても、同様の不安がよぎってくるのは当然だ。 いまや、プリウスだけがハイブリッドカーという時代ではない。コンパクトカーからミニバンやセダンなどカテゴリーやメーカーを問わずハイブリッドカーが普及しているのだから尚更だろう。 しかし、自動車の平均的なライフを考えると、そうした心配は不要といえる。2017年に自動車検査登録情報協会が発表した、乗用車の平均車齢は8.53年となっているが、いまどきのハイブリッドカーは10年10万kmの範囲であればバッテリーの劣化を心配する必要はない。 スマートフォンや電気自動車のバッテリーが劣化するのは、バッテリーの性能をギリギリまで使わざるを得ないから、という面がある。100%充電して、そこから過放電で壊れない範囲で使いきるといった使われ方はバッテリーに負担がかかり、傷みやすい。 一方、ハイブリッドカーはそこまでバッテリーを酷使する必要はない。なにしろエンジンを積んでいるので、バッテリーだけに頼る必要はないからだ。そのため、ハイブリッドカーではバッテリーの充電目盛りがフルになっていたとしても、実際には100%まで充電していないケースのほうが多い。 満充電容量に対する残容量を、専門用語ではSOC(State of charge)というが、とくにニッケル水素バッテリーを用いたハイブリッドカーではSOCを狭い範囲で使う傾向にある。そのためバッテリーにかかる負担が小さく、劣化しづらいのだ。 だからといってバッテリーがまったく傷まないというわけではないが、前述したような平均車齢の範囲であれば、ユーザーが劣化を意識することはないレベルに仕上がっている。その意味では普及価格帯のハイブリッドカーについては、一般ユーザーがバッテリーの寿命を心配する必要はないといえるだろう。 もちろん、クルマとしてのライフを全うした後のリサイクルに関する課題があるが、たとえばトヨタではハイブリッドカー用ニッケル水素バッテリーのリサイクル事業や、リチウムイオンバッテリーを含めたリユースを行なうなど対応することで、廃車後の環境負荷も考慮している。 【参考リンク】 トヨタHVバッテリーリサイクル https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/environment/challenge5/battery-recycle/

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