パンクしていないのにクルマのタイヤの空気圧が自然と下がる理由とは?

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タイヤのゴムを空気の分子が少しずつすり抜けていく

 タイヤはパンクをすれば空気は抜ける。これは当然のこと。でも、知らない間にタイヤがぺったんこになっていたり、スタンドで給油しているときに「タイヤの空気減っていますね」と言われることもある。タイヤというゴムでしっかりと密閉されているのに、空気は抜けるのか? と思うかもしれないが、結論から言うと抜けるのだ。 抜ける理由は大きくふたつあって、まずじつはパンクしている場合。スローパンクチャーとも呼ばれ、タイヤとホイールの間が変形してすき間ができて抜けるのと、表面に釘などが刺さってそこから少しずつ抜けている場合がある。最近のクルマはチューブレスタイヤなので、タイヤ自体が空気を保持する必要があり、釘が刺さっても穴が広がらないのが特徴。つまり刺さった釘自体がフタになってしまうわけだ。そうなると、数週間かけて空気が抜けることもあり、気がつきにくい。 もうひとつの理由は、自然に抜けるから。タイヤの素材であるゴムの分子の結合は空気の分子よりも大きいので、ゆっくりとだがタイヤ自体から空気は抜けていくのだ。よく見かけるタイヤへのチッ素充填のメリットはこの点にあって、分子が大きいことから抜けないというのをウリにしている。 いずれの理由にしても、空気圧の点検は1カ月に1回が基本。計って、足りない分を入れるのは簡単だし、自分でできなくても給油のついでにスタッフにやってもらおう。指定の空気圧は運転席のドアを開けたところに表示されているので、それに合わせればいい。できるなら冷えているときがいいが、なかなかできないので、給油のときで問題ない。 空気が足りないと、走りが安定しないだけでなく、燃費にも悪影響を与える。また突然バーストすると、事故につながって危険なこともある。釘が刺さっていている場合は、1本だけ数値が異なるから発見もしやすい。クルマ好きからすると、空気圧を見るのは当たり前と思うかしれないが、整備工場やディーラーのメカに聞くと、最近ではちゃんと見ているクルマのほうが少ないと口を揃えて言うほどだけに、身近な人のクルマについても注意してあげるようにしたい。

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