買ったお店なのにメンテを断られる現実! ディーラーがお手上げの旧車事情

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補修部品の製造廃止が原因で修理不可となることが多い

 愛車が不幸にもトラブルに見舞われた場合、あなたならどこに持ち込むだろうか? 付き合いのあるショップや修理工場があればそこが第一候補になるだろうが、そういったところがない場合、やはり頼るのはディーラーとなるだろう。しかし、古いモデルになるとディーラーでの修理が不可能という事態も少なからず起きているようだ。 これは何も付き合いのないお客だから断っている、というわけではなく、そのディーラーで新車を購入し、長きに渡って点検や車検をそのディーラーで受けてきたユーザーでも起きている事態なのである。なかには「もう車検は通せないから買い替えを……」と言われるユーザーもいるほどだ。 こうなってしまう要因のひとつとしては、販売終了から年数が経過しすぎてしまい、修理に必要な部品の供給が終了してしまっているということが挙げられる。つまり、直してあげたくても部品がないから修理できません、ということなのである。 もちろん、日常的に使用するために必要な消耗品類は比較的長期に渡って生産が続けられているので、消耗品の交換で直るような軽微なトラブルなら問題ないのだが、大掛かりな修理となると部品がすでに供給されないということが少なくないのだ。

専門店がある場合はそちらへ駆け込むのもひとつの手段か

 もちろん、すべてをバラバラにして、他車種などの部品を流用したり小加工で装着できないかと調べれば直せる可能性もあるだろうが、分刻みで作業のスケジュールが組まれている現代のディーラーの工場ではなかなかそこまでやれないというのが実情。また、当時を知るメカニックもすでに現場にはいない(管理職などになっている)ことが多く、ノウハウも受け継がれていないのである。 運よく当時を知るスタッフがいたとしても、なかなかディーラーでイレギュラーな作業を受けてくれるところは少ないというのが現状。いたとしてもそのスタッフがいつまで現場にいるか、その店舗にいるか、その会社にいるかは不透明というのも不安要素となるだろう。 裏を返せばそれでも直して乗りたい、という人のために多くの旧車専門店が存在しているともいえるわけであり、ディーラーで断られたと嘆くよりも面倒を見てくれるショップを探す方が建設的と言えるだろう。当然ながらディーラーのようにスピーディな対応や明確な見積もりなどは出ないかもしれない(やってみないとわからない部分が多いため)が、大切な愛車へ長く乗るためには必要な経費と割り切ってお願いするのが旧車乗りの心意気というものではないだろうか。

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