軽自動車に白い記念ナンバーが装着可能に! それならなぜ基本のナンバーを黄色くする必要があるのか?

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360cc時代はひと回り小さな白ナンバーだった

 軽自動車といえば黄色ナンバー、というイメージが強かった。いや、クルマに詳しくない人からすると黄色ナンバーが軽自動車を識別する最大のポイントだった。しかし、このところ白ナンバーをつけた軽自動車を見かけることが増えている。ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックの記念ナンバーにすることで、軽自動車にも白いナンバーをつけることができるようになったのだ。 そもそも軽自動車のナンバーはずっと黄色ナンバーだったわけではない。エンジン排気量が360cc以下に限定されていた時代の軽自動車のナンバーは白ベースが基本だった。ただし、現在のナンバーよりもひと回り小さいサイズ(250cc以下の軽二輪と同サイズ)で、遠目にも識別しやすかったものだ。

軽自動車が高速を走れるようになったのが誕生の理由

 現在の黄色ナンバーが生まれたのは昭和50年(1975年)の4月1日。ちなみに、翌年(1976年)の1月1日に軽自動車の規格が変更され、エンジン排気量は550cc以下へと大幅に拡大された。ボディサイズも全長が3.0mから3.2mへ、全幅は1.3mから1.4mへと大きくなっている。 こうして軽自動車の規格が成長したことと黄色ナンバーが生まれたタイミングが近いのは偶然ではない。軽自動車の性能が上がったことで高速道路でも元気よく走れるようになった。しかし、現在もそうだが高速道路の料金は軽自動車と小型・普通自動車では異なっている。そして、ETCなど影も形もなかった当時は遠目に軽自動車と小型・普通自動車を識別する必要があった。そのためナンバーの色で区別する必要があったのだ。 また、この頃は高速道路の制限速度も異なっていた。小型・普通自動車が100km/hだったのに対して、軽自動車は80km/hとなっていたのだ。つまりスピード違反を捕まえる立場の警察にしても、軽自動車を一目で識別できることは重要だった。ただし、制限速度については2000年に軽自動車の最高速度も100km/hへと引き上げられ、スピード違反の取り締まりにおいて識別する必要はなくなった。 つまり、ETCの普及と制限速度の区別がなくなったという高速道路に関する状況の変化は、軽自動車であることを一目で識別できるようにする必然性をなくしていった。そのため、記念ナンバープレートに限っては白ナンバーをつけても問題がなくなったといえる。 なお、軽自動車は届出車に分類され、そのためナンバープレートに封印がない。白い記念ナンバーをつけているクルマを見かけたときは、後方ナンバーの封印の有無を見れば、軽自動車(届出車)か、小型・普通自動車(登録車)か、識別することができる。

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