電動化車両がこれだけ増えても「ソーラーパネル」を積むクルマはプリウスのみ! 普及しない理由とは

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確実な充電を行うためには条件がまだ厳しい

 プリウスは、屋根に太陽光発電を装備することで、補器類用バッテリーへの充電を補助したりすることを行っている。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)など電気を有効活用するクルマでは、少しでも質の高い電力を手に入れる挑戦はあってしかるべきだ。現行のプリウスでは、補器だけでなく走行用バッテリーの補助にも太陽光発電を活用できるとしている。 一方、太陽光発電はまだ発電効率が十分ではない。したがって、クルマを走らせるとなると、ソーラーカーレースの競技車両のように、超軽量車体の上に畳くらい大きな太陽光パネルを載せ、なおかつタイヤは自転車の車輪のような細身で走行抵抗の少ないものでなければならない。その姿は、技術的挑戦にはなっても、実用化にはほど遠いといえるだろう。 太陽光発電は直流電流を生み出すので、バッテリーへの充電では電流の変換を必要としない。しかし、太陽光パネルが一部日陰に入ってしまうと、全体的に発電性能が落ちてしまう。そこで、数枚の太陽光パネルに分けて並列につなぎ合わせ、日陰の部分があっても、日向の部分で発電を続けられるように工夫する必要がある。とはいえ、樹木があったり建物があったりして日陰に入った方は日向へ移動していくしかなく、駐車中に充電したい場合には、太陽の移動に合わせクルマを止めている位置を変えなければならないだろう。 実際、ソーラーカーレースでは、充電するため太陽光パネルを太陽の移動にあわせ、チームスタッフが直射日光のあたるように管理しているのである。したがってクルマへの適用はなかなか進まない。発電効率が約20%に達して以降、なかなか向上しないからだ。 環境負荷のない再生可能エネルギーとして、太陽光発電への期待は大きい。定額での電力買い取り制度(FIT=Feed-in Tariff)が2012年に実施され、自宅屋根への太陽光パネルの設置や、ソーラーファームの展開が進んだ。一方で、弊害もあり、FITは2019年で終了している。 クルマへの直接的な搭載はなかなか難しくても、すでに家屋に太陽光発電が設置されている場合は、その電力をEVやPHEVへの充電に活用し、クルマで利用することは行われている。EVを積極導入している日産や三菱自動車工業では、自宅とEVやPHEVの連携をしやすくする取り組みを行っているのだ。 技術は、良し悪しだけでなく、得手不得手がある。太陽光発電を車載できなくても、それをクルマに有効活用する方法はあるので、利用の仕方の工夫で導入していくのがいいのではないだろうか。

  • クルマのソーラーパネルが普及しない理由
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