【新型登場?】日産 スカイラインの現状と今後の展開について

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この記事をまとめると

■スカイラインは初代から現在の13代目までで60年を超える伝統ある日産の象徴■歴代モデルのなかでもとくに話題となったモデルを振り返る■現在のスカイラインの立ち位置と次期モデルについて情報をまとめている

日産としてだけでなく日本を代表するモデル

 日本の自動車の歴史を語る上で外せないクルマがある。たとえばトヨタのカローラやクラウン、ホンダのシビックなども挙げられるが、そのなかに日産スカイラインが入ることに異論を唱える人は皆無であろう。そのぐらいの歴史があり重要な車種なのだ。今回はそんなスカイラインのいまを見ていこう。

■日産スカイラインとは

 いまの自動車ファンにとって、スカイラインといえば当然日産の歴史ある車種だと思うだろう。さらにいえばアメリカを主戦場とする大型のセダンというイメージをもつひともいるかもしれない。 だがじつは初代スカイラインは、プリンス自動車工業の前身である富士精密工業から1957年に誕生したクルマである。 このあたりは少し複雑なのだが、立川飛行機の流れを汲むプリンス自動車工業があり、中島飛行機がもとになっている富士精密工業とスカイラインが誕生する前に合併。合併後に富士精密工業の名前でスカイラインが誕生するのである。そしてその後、1961年に社名がプリンス自動車工業に変更されたのだ。このプリンス自動車工業は1966年に日産自動車に吸収合併され、いまの日産スカイラインという流れになる。 従って初代はもちろん、1963年に登場した2代目も当初は日産スカイラインではない。ただし前述したとおり、1966年に日産に吸収合併されたため、2代目は途中でニッサン・プリンス・スカイラインに車名が変更されている。 ちなみにスカイラインの名称は、スカイラインの父とも言われる桜井眞一郎氏が開発チームと共に志賀高原を訪れた際に、山と空を走る稜線の美しさに感動して、スカイラインと命名されたと言われている。 現行モデルで13代目となるスカイラインはどれも新たな技術が取り入れられるなど話題性に富んだクルマであるが、ここではとくに触れるべきモデルを紹介しよう。

3代目:C10型(通称ハコスカ)

 スカイラインはあだ名といってもいい通称が付けられるモデルも多く、それは愛されている証でもある。ハコスカとして知られる3代目は日産自動車として新規開発された初のモデル。 注目すべきはいまなお誰もが知るスポーツグレードのGT-Rが初めて採用されたことだ。 このGT-RはプリンスのレーシングカーであるR380のエンジンを市販用にデチューンして搭載したモデルであり、なんと200km/hの最高速度を記録したという。その高性能っぷりはレースでも発揮され、49連勝ともいわれる圧倒的な強さを見せつけた。

4代目:C110型(通称ケンメリ)

 4代目のスカイラインは1972年に登場。ケンメリという愛称で知られる。このケンメリという名前は、広告展開で、ケンとメリーというカップルが使われたためだ。ちなみに北海道にはこのCMに登場したポプラの木があり、「ケンとメリーの木」と呼ばれてファンの観光名所になっている。 このケンメリにもGT-Rが設定されたが、モータースポーツ活動は行われず。それどころかオイルショックと排ガス規制によってわずか197台しか生産されなかったために、ある意味で伝説のクルマともいえるだろう。

6代目:R30型(通称ニューマン)

 1981年に登場した6代目はニューマンスカイラインと呼ばれる。その理由は、レース活動も行っていたアメリカの俳優ポール・ニューマンをCMで使用したためだ。 このモデルにGT-Rは存在しないが、1983年に「史上最強のスカイライン」というキャッチと共に2リッターターボエンジンを搭載した「2000ターボRS」が加わる。 さらにマイナーチェンジでいわゆるフェイスリフトが行われ、ラジエターグリルレスの姿へとエクステリアを変更。こちらは「鉄仮面」と呼ばれ、クルマ好きなら聞いたことがあるだろう。 また、この6代目はファンの多い刑事ドラマの「西部警察」の劇中車として、マシンRS-1、RS-2、RS-3という名称で使用されたため、ここからスカイラインファンとなった人も多いのではないだろうか。

8代目:R32型(通称サンニー)

 いまどきのスカイラインファンにとって、スカイラインといえばこのサンニーをイメージする人も多いのではないだろうか? その理由はなんといってもケンメリ以来のGT-Rの復活である。 R32GT-Rはレースで勝つために生まれたクルマだ。いまなお名機中の名機として知られるRB26DETTエンジンの2.6リッターという排気量は、当時のグループAに合わせて決められた。さらにアテーサE-TSというトルクスプリット4WDで武装し、なんと29戦29勝という連勝記録を打ち立てたのだ。 グループAは市販車ベースのレースであったため、市販車のR32GT-Rは驚くほどの高性能で、チューニングによっては1000馬力近いパワーを叩き出す例もある。

スカイラインを取り巻く厳しい現状と次期型の噂

■スカイラインの現状

 現在の13代目となるV37型スカイラインは2014年に発売。北米でインフィニティQ50という名称で先に登場しており、日本のスカイラインは遅れて導入となっている。日本のクルマでありながら、海外展開ブランドである「インフィニティ」のエンブレムをフロントグリルやステアリングに装着してファンを驚かせた。パワートレインは3.5リッターV6エンジン+モーターのハイブリッド。 このモデルには、ステアリングとタイヤの動きの間が機械的に直結していない(さまざまな事態を考慮して実際にはシャフトも用意される)バイワイヤステアリングという最新の技術が採用された。「ダイレクトアダプティブステアリング」と呼ばれるこの装備は、いまのところスカイライン以外には採用されていない。 もうひとつ、安全装備でも2台前を走行するクルマをモニタリングして、減速が必要な場合にドライバーに警告を促すPFCW(前方衝突予測警報)が世界で初めて搭載されたことも話題だ。 また、やや遅れてメルセデス・ベンツ製の2リッターターボエンジン搭載モデルが発売されたことも注目に値する。 日産の象徴的な車種であるスカイラインだが、2013年に国内で発表(発売は2014年)された時点での目標販売台数は200台/月というもので、ハッキリいって日本を向いて作られたスカイラインではないということがわかる。 そうしたなかで日産は2019年にビッグマイナーチェンジを実施した。まずエクステリアが大きく変更され、内外のインフィニティのエンブレムは日産のそれへと戻された。 最大の注目はプロパイロット2.0の搭載だ。これは自動運転レベル2に相当するものだが、全域ではないものの高速道路走行において、条件が揃うと、ペダルはもちろんステアリングからも手を離すことができるシステムである。 さらに400Rと呼ばれる、400馬力を発生する3リッターターボエンジンモデルが同時に追加された。この400馬力という数字はスカイライン史上最高出力のモデルとなっている。 こうした変更により、日本国内での注目が回復し、7月に発表、9月17日に発売というスケジュールであったが、9月4日のリリースでは発売前に1760台の受注があったことがアナウンスされている。 ただし人気車種かといえば残念ながらそうとは言えない。もともと日本市場ではセダン人気が凋落していることもあるが、たとえばライバルのトヨタ・クラウンは日本自動車販売連合会のデータによれば2021年8月の月間登録台数で1244台(31位)、トヨタ・カムリが863台(37位)となっており、スカイラインは50位以内に入っていないのである。 理由としては、マイナーチェンジで日産エンブレムに変更したとはいえ、当初インフィニティエンブレムで登場したことからもあきらかに日本を向いていないクルマ作りであるということ、高度な技術を採用していていて、それゆえに価格が高いのだが、その技術による「ユーザーメリット」が見えづらい点などが挙げられるだろう。

■一方で新型の噂も

 前項で説明したように、日本での売れ行きは非常に厳しい現行スカイライン。正直この台数では、グローバルモデルであったとしても、日本国内仕様として売れ行きを伸ばすために、専用の開発を行ったり装備を採用することは難しいレベルであろう。 先に北米に向けたクルマであるという話をしたが、では北米の販売台数を2021年6月の月販データで見てみよう。北米市場は日本とは大きく環境が異なっており、1番人気のあるカテゴリーは大型のピックアップトラックだ。6月単月でもっとも売れているのがシボレー・シルバラードで約5万6000台、続いてラム・ピックアップで約5万5000台、3位がフォードFシリーズで約4万6000台と、ここまでがピックアップトラック。 そしてSUVも人気が高く、ホンダCR-Vが4位で約3万7000台、5位がトヨタRAV4で約3万6000台だ。6位にホンダ・シビックで約3万3000台、7位が日産のトップとなるローグ(SUV)で約3万2000台、8位にはセダンのトヨタ・カムリで約3万2000台と続く。日産のセダンでいえば、セントラが約1万4000台といったところだ。 こうした環境のなか、スカイラインの北米名であるインフィニティQ50はといえば、約1400台といった数字。日本でこれだけ売れれば素晴らしい数字であろうが、上記のとおおり北米は市場規模が違う。北米でもスカイラインは決して売れているクルマとはいえないのだ。 そんな折り、2021年6月に日本経済新聞が「スカイライン開発中止、日産の象徴開発に幕」という主旨の記事を掲載した。これを受け、その翌週に行われた日産ノート・オーラの発表会の壇上に立った星野朝子副社長が「そのような意思決定をした事実は一切ございません。日産自動車は決してスカイラインを諦めません」と発言した。 この発言を聞くに、スカイラインというブランドは継続すると考えられる。ただし「諦めません」というニュアンスからすると、あくまでブランドの継続であり、その中身が後継となる14代目セダンを中心としたものであるとは限らない。たとえばトヨタ・クラウンもセダンは15代で終わり、次はクラウンの名を冠したSUVだけになる、といった噂もある。現行スカイライン自体が2013年発表とかなりモデルライフが長くなっていることもあり、次期モデルに注目したい。

■記事まとめ

 このように、スカイラインは単に日産の象徴というに留まらず、日本の自動車の歴史において大切な車種である。さらに現行モデルに至るまで、新技術をいち早く試すようなモデルとして重要な意味を持ってきた。販売面でも元気を取り戻してほしい。

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