新車を買おうとすると数年待ち! 日本の「お金持ち」のアシ「メルセデス・ベンツGクラス」が異常な人気を誇るワケ

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この記事をまとめると

■昔からGクラスは芸能人やスポーツ選手愛用のクルマとして人気だった■日本では「上がりの1台」的な位置付けでもある■海外では、メインカーではなく「遊び用の1台」的な位置付けで所有されるケースが多い

EVでも「あの」形を継承! こんなにもGクラスが人気なワケ

 最近、都内周辺で一気にメルセデス・ベンツGクラスを見かける機会が増えた印象がある。Gクラスといえば、90年代から芸能人やプロスポーツ選手の御用達として日本でも根強い人気があり、その後は富裕層のファーストカーとしても扱われるようになった。 また、アウトドアブームやSUV人気の定着という観点からも、ランクルやレンジローバーを超えるプレミアム性を満喫できるGクラスが新車、中古車を問わず需要が拡大している。 こうしたGクラスを購入する人たちにとって、Gクラスを選ぶ最大の理由は「これなら安心」というイメージがあるのではないだろうか。この安心とは衝突安全や予防安全という意味はもちろん含むが、それ以上にステイタスシンボルとしての安定感から来る安心というイメージが強い。いうなれば、「上がりのクルマ」だ。 Gクラスの新車は1000万円台から2000万円台の高級車ではあるが、近年の高級車は5000万円超や1億円超が当たり前となっており、富裕層にとってGクラスは日常生活の中で手軽に扱えるリーズナブルな万能高級車なのだ。 万能といっても、日本でGクラスで本格的なオフロード走行をしたり、積極的に雪道に連れ出すケースは稀だ。本来は、ドイツ語でゲレンデヴァ―ゲン(オフロード車)だが、日本でのGクラスオーナーのほとんどは、高級住宅地周辺での短距離移動での買い物や、ゴルフ場の往復で使うことが主流だ。 万能な走行性能を備えたメルセデス・ベンツを気軽に使うことが、最高のステイタスなのだ。Gクラスを「上がりのクルマ」として捉える人は、長年Gクラスを乗ったあと、またGクラスに乗り換える。

海外ではGクラスの扱いが日本とちょっと違う

 一方、海外に目を移すと、SUV大国のアメリカでも、メルセデス・ベンツの母国ドイツでも、富裕層の絶対数が多い中国でも、また超富裕層が多い中近東でも、日本ほどユーザーがGクラスを「上がりのクルマ」として捉えているという印象はない。Gクラスを購入する人たちは、最低でも3台、またはそれ以上の自家用車を所有し、状況に応じてGクラスを楽しむというイメージだ。 海外と比較して、日本では2台所有で1台がGクラス、または所有車はGクラスのみというケースも少なくない印象がある。要するに、日本人はGクラスに対する愛情が深いと言えるのかもしれない。 そしてGクラスはEV化する。メルセデス・ベンツはミュンヘンで初開催となったIAA(ドイツ国際自動車ショー)でEQGコンセプトを発表。「市場環境が整えば、2030年までに全モデルをEV化」という目標を掲げているメルセデス・ベンツにとってEQGの登場は当然のことだ。 当然、Gの現行ユーザーの多くが、EQGを素直に受け入れると思う。ただし、発売直後にすぐに買い替えるというより、現在所有しているGクラスを十二分に乗ったあとに、自然な流れでEQGに乗り換える人が多くなるのではないだろうか。 プレミアムで本格的な四駆EVについては、JeepやGMCハマーが先に名乗りを上げており、EQGとのEVパフォーマンス合戦も本格化していくことになる。

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