生き残れるなら「電動化」もアリ! いま旧車の「コンバートEV」がジワリ広がり中

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この記事をまとめると

■アメリカは早くからコンバートEVに取り組んでおり部品メーカーもある■日本にも永年の実績を持つコンバートEV業者がある■走れる旧車を求める人にはコンバートEVはひとつの選択肢だ

テスラの成功の裏にはコンバートEVに取り組んでいた土台がある

 EVコンバートとは、エンジン車からエンジンや燃料タンクを外し、代わりにモーターとバッテリーを搭載して電気自動車(EV)化することだ。こうしてEV化されたクルマを、コンバートEVという。 すでに1990年代初頭から、米国では電動化のための部品業者が存在し、EVコンバートがはじまっていた。米国では16歳から運転免許を取得できるため、高校の課外授業のひとつとしてEVコンバートに取り組み、製作したコンバートEVを持ち寄って、学校対抗の性能比較や評価が行われてきた。そのひとつが、アリゾナ州フェニックスで開催されたEVレースだ。そこには、近隣の中学生が教師に引率され見学に訪れてもいた。 クルマが移動の主体となる米国では、1990年にカリフォルニア州がZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル=排出ガスゼロ車)法を施行しようとしたことをきっかけに、次世代の若者たちがEVに親しめるよう、中学・高校でこうした取り組みがはじまったのである。 そうした情勢から、数々のEVベンチャー企業も誕生し、またEV関連部品の事業も興るのである。テスラモーターズの創業は2003年だが、それ以前に上記のような社会的基盤が米国では醸成されていた。したがって、今日のテスラの成功は、きちんとした土台の上に立っているのである。

コンバートEVが旧車に広がるのは自然な流れだ

 国内でも、1994年に設立となった日本EVクラブが、EVコンバートを行った。そして、参加者の輪が広がり、事業化する人も出てきた。 コンバートEVの基本は中古のガソリン車だ。したがって、その輪が旧車へ広がることも不自然ではない。ことにエンジンなど動力源にまつわる部品の入手困難や、汎用部品の加工では間に合わないような老朽化の際には、EV化することで、オリジナルとは異なるものの、クルマとして生きながらえることが可能になる。 米国には、EVコンバート用の部品メーカーがあり、インターネットの時代となって日本でも入手しやすくなっている。リチウムイオンバッテリーに関しては、リーフの中古車が出まわることにより、廃車されたリーフから取り外して活用する手立てもある。ただし、高電圧による電気系の作業になるので、十分な知識や技能がなければ危険もともなう。 そうしたなか、OZモーターズなどは永年の実績を持ち、丁寧な作業による仕上がりのよさで定評がある業者だ。ほかにも、腕に覚えのある人が自らEVコンバートに挑戦する姿もあるだろう。 旧車の価値をどこに見出すかは、人それぞれだ。そのうえで、EVコンバートによって現役を続けられ、走れる旧車を求める人には、EV化はひとつの選択肢になるだろう。

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