あちこちで見かけるけどどういう意味? 「スクランブル交差点」とは

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この記事をまとめると

■スクランブル交差点は歩行者目線での用語と言える■1960年代に始まり、日本では1968年に熊本県で設置されたのが最初■メリットは安全面に加え、歩行者にとって利便性が高いこと

歩行者にとって利便性が高い

 スクランブル交差点という言葉は一般的とはいえ、よく考えてみると不思議な名称だ。スクランブルとはスクランブルエッグにも使われているように混ぜるという意味。自動車目線では混ざることはなく、歩行者目線での用語と言っていい。 形状を今一度整理しておくと、通常は反対側に渡れるのみで、対角線では渡ることができないのを渡れるようにしたもの。世界中にあって、1960年代に始まったとされ、日本でも1968年に熊本県で設置したのが最初とされている。もともとは青になったらどこにでも渡れるというよりも、現在増えている歩車分離信号のような安全面を優先して作られたようだ。 メリットは安全面に加えて、歩行者にとっては利便性が高いということ。デメリットは、これも歩車分離信号と同じで青信号の間隔が伸びるので、停滞が起こる可能性があること。なにかのはずみで交差点内のクルマで取り残されたときに周囲を縦横無尽に人が抜けるので、抜け出にくいということなどがある。また、最近問題になりがちな自転車のマナーという点では、歩行者が横断しているところに進入した際に事故の確率が高まることが考えられる。 規模については小さな交差点でも採用されていることがあるし、渋谷駅前のものは日本一の規模を誇っていて、外国人観光客の人気のスポットだったりする。外国人にとっての魅力はその規模ではなく、最大で3000人もの歩行者がぶつかることなく、整然と渡ることだったりする。

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