見た目の破壊力はハンパない! でも使い切れない! 一目惚れで買うと痛い目に遭う可能性のあるクルマ4台

コラム WEB CARTOP

この記事をまとめると

■あるクルマにひと目惚れして購入に至ったという人も少なくない■その買い方も悪くはないが、思わぬ後悔につながることもある■ひと目惚れで買って後悔する可能性の高い現行車4台を紹介する

ランクルは想像以上にデカイ!

 クルマという大きい買い物ではありますが、デザインや街中を走る姿、テレビで流れたCMなどで「ひと目惚れ」して買ったという人もたくさんいます。そもそも惚れ込んでいるので、購入後にちょっとくらいの難点に気づいたとしても、アバタもエクボということでそんなに後悔するパターンはないようですが、中には、「これはちゃんとチェックすべきだった」とかなり後悔するクルマもあるのが現実。今回はそんな、勢いだけで“ひと目惚れ買い”をすると後悔しそうなクルマをピックアップしたいと思います。 1台目は、すでに受注殺到で長期の納車待ち状態になっている、トヨタ・ランドクルーザー。14年ぶりのフルモデルチェンジということで、300系となった最新のメカニズムと走りは頼もしさ倍増だし、見た目もスタイリッシュかつタフさ健在でかなりカッコイイですよね。ただし、ランクルはひと目惚れ買いをするのはちょっと高リスク。それは想像以上にデカイ! ということです。 100系から200系にチェンジした際に、サイズがかなり大きくなったので、もちろん誰もが「ランクルはデカイ」ということは認識していると思います。でも新型はさらに大きくなり、全長4985mm、全幅1980mm。全高もアップして、1925mmになっているので、地下駐車場などで2m以下となっているところはもうギリギリです。タイヤをインチアップしたりすることを考えている人は、要注意かもしれません。最小回転半径は6.0mなので先代と同じですが、自宅前の道が狭い、車庫が小さめ、といった人は車庫入れが可能かどうか、まずはシミュレーションしてから購入したほうが良さそうです。 2台目はコンパクトな7人乗りの3列シートミニバンを探している人にとって、理想的な1台であるトヨタ・シエンタ。個性的なデザインで、鮮やかなボディカラーがたくさん揃っているので選ぶのが楽しいですよね。運転しやすく、両側スライドドアで乗り降りもラクラク。ガソリンとハイブリッドがあって、ハイブリッドなら燃費も優秀ということで、とても人気があるモデルです。 でもそんなシエンタにも、1つだけ要チェックな点があるのです。それが、3列目シートを格納する際に、2列目シートを持ちあげる必要があるという点です。シエンタは3列目シートが2列目シートの下に格納できるようになっており、そのおかげで格納時には低くフラットなラゲッジスペースが確保できるのですが、チャイルドシートを2列目に装着している状態だと、この格納操作はとても大変。いちいちチャイルドシートを取り外して、3列目を格納しなければならないので、だんだんその操作が面倒になってそのうちに使わなくなってしまう、ということも。3〜4人家族で、3列目シートは普段は格納したままでOKというファミリーなら大丈夫ですが、頻繁に3列目シートを出し入れして使いたいという人はよく検討してから購入することをお勧めします。

MX-30は後部ドアだけを開閉することができない

 3台目は、マツダ創立100周年記念モデルとして登場した、ハイブリッドとEVがあるマツダMX-30。コンパクトサイズのSUVでデザインも魅力的だし、インテリアはサステナブルな素材を活用してスタイリッシュに仕上げてあるので、ひと目惚れする人も多いのではないでしょうか。このMX-30の最大の特徴は、前後のドアが中央から左右に開く、観音開きとなっている点です。とてもユニークで、中央の柱がないので広々とした開口部となるなど、利点も多いのですが、知らずに買うとあとで「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかも。というのも、後部ドアだけを開け閉めすることができないという弱点があるのです。 開ける際にはまず前のドアを開けてから、後部ドアを開けます。閉める際にはその逆で、まず後部ドアを閉めてから、前ドアを閉めるという手順が必要。なので、普段は1〜2人乗りで使い、滅多に後部ドアを開けることがない、という人はいいのですが、後部ドアのみを開けたいと思っても、そのたびに前ドアも開けないといけないというのが、ちょっと不便なところです。ただ、リヤシートに座った子供が、勝手にドアを開けて降りるというイタズラができないので、逆に助かっているというパパの声もありました。いずれにしても、しっかりチェックしてから購入した方がいいですね。 4台目は、ルパン三世の愛車として認知度も高く、そのキュートな見た目にズキュンとやられちゃう人も多い、フィアット500。現在のデザインは2007年からほとんど変わっておらず、限定カラーやコラボデザインなど多彩なモデルが市場に出ているので、超個性的なカラーなどにひと目惚れしちゃうと、他では代わりがきかないモデルとも言えますね。 ただこのフィアット500、日本車のなめらかなCVTやATに乗り慣れた人が、何も知らずに買うと「えっ、壊れてる?」とビックリするくらい、2ペダルなのに変速ショックが大きいです。これはデュアロジックと呼ばれる2ペダルMTとなっていて、実際にはクラッチペダルを踏まないのですが、踏んだつもりで1速、2速、と間を置いてからアクセルペダルを踏むとスムーズに走らせることができるのです。それに慣れてくると、クルマと一体になったような楽しさにハマる人も続出なのですが、やはり疲れている時や面倒な時もあるので、これに慣れるかどうかは人それぞれ。一度、試乗して感触を確かめてみることをお勧めします。 ということで、思い込んだら一直線な熱いハートを持った人ほど、クルマをひと目惚れ買いしやすいかもしれません。でも中には後悔するパターンもありますので、ぜひ一度冷静になって、愛が本物かどうかを確かめてから購入してくださいね。

  • 一目惚れで買って後悔しがちなクルマ
  • 一目惚れで買って後悔しがちなクルマ
  • 一目惚れで買って後悔しがちなクルマ
  • 一目惚れで買って後悔しがちなクルマ
  • 一目惚れで買って後悔しがちなクルマ
  • 一目惚れで買って後悔しがちなクルマ
goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
Q&A
サイトマップ