あまり気にしてなかったけど「ETC本体」も選ぶべき? 2ピース・3ピース・ビルトインに「2.0」もある!

コラム WEB CARTOP

この記事をまとめると

■ETC車載器の装着率は現在、約93パーセントまで増加■車載器については3つのタイプがある■それぞれの違いについて解説する

車載器には3つのタイプが存在する

 ドライブレコーダーは万が一のために、装着率が増加中だ。もともとは交通事故の記録がメインだったが、あおり運転対策というのも最近では多い。このドラレコとともにフロントまわりに装着するものといえば、ETC車載器だ。高速道路に乗るには欠かせない機器ではあって、多くの車両が装着している。ちなみに利用率というのは公表されていて、だいたい93パーセントで、これは3年ぐらいは変化があまりなく、頭打ち状態ではある。 いずれにしても多くの人が利用しているのは確かだが、車載器についてはいくつかタイプがある。予算やススメられるままに付けるというのもアリとはいえ、視界に入っていることもあるので、どんなタイプがあるかどうかは知っておきたい。 大きくは2ピースと3ピース、ビルトインの3タイプがある。ビルトインは純正オプションでよくあるタイプで、グローブボックスやインパネに本体が組み込まれているタイプで、メリットとしては後付け感がないので、スッキリとしていることだろう。また外から見えにくいので、防犯上で有利だ。

ETC2.0への一本化が決定

 聞き慣れにないのが2ピースと3ピースで、いわゆる一体型とアンテナ分離型のことを指す。一体型だと1ピースなのでは? と思うが、ETCカードも構成品のひとつとして数えるので、本体とカードで2ピースということになる。大きな違いはアンテナで、2ピースに対して、3ピースはアンテナが別だ。2ピースはアンテナが一体ということで取り回しがいい一方、受信環境のいいところに設置する必要があるので、インパネの上などに本体がくるので目立ってしまうのはデメリットになる。 3ピースはアンテナが別なので、本体は目立たないところに設置してアンテナだけフロントガラスに装着すればいいので見た目もスマートだ。ただ取り付けは電源とアンテナのふたつを配線しないといけないので、少々面倒ではある。 タイプ以外に、システムについても注意点がある。2014年に開始されたETC2.0(それまではITSスポットとして運用)は、双方向通信が可能なことから渋滞情報などを得ることができるため、2022年3月31日には従来の光ビーコンでの渋滞情報取得をやめ、ETC2.0に一本化される予定だ。光ビーコンのサービスは絶対必要という人はあまりいないとはいえ、機能が欠けるのは気分がよくないかもしれない。ETC2.0に一本化といっても、渋滞表示には連動可能なカーナビやスマホが必要なのもハードルが高いというか、考えものだ。 料金収受システムをそのほかのシステムと連動してひとつのプラットフォームにするのは世界でも初めての試みと胸を張りつつも、ETC車載器選びにも今後は影響を及ぼす動きは増えるかもしれない。ちなみに本サイトでも、電波法関連法令の改正で、一部の ETC 車載器が2022年末に使用できなくなるとリポートしたが、新規格への移行期限が「当分の間」となったので、とりあえずは利用可能となっている。

  • ETC車載器の違いを解説
  • ETC車載器の違いを解説
goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
Q&A
サイトマップ