アストンやベントレーが該当! 英国王室が認めたブランド「ロイヤル・ワラント」って何?

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この記事をまとめると

■ロイヤル・ワラントとは、英国王室御用達を指す■近年のロイヤル・ワラント制度が正式に施行されたのは1840年になってから■自動車メーカーもいくつか該当する

ロイヤル・ワラントは英国王室御用達を指す

 宮内庁御用達(くないちょうごようたし)という言葉を聞いたことがあると思う。老舗(しにせ)メーカーや商店が作る、贈答品やお酒などのラベルなどに書かれていることがある。この御用達とは、皇族がお使いになるために、企業や商店が宮内庁へ商品を納入するという意味がある。 ただし、宮内庁のホームページや各種報道を見る限り、現時点では宮内庁御用達に対する正式な申請などは行われておらず、戦後まもなくして、正規の制度は終わっているようだ。 一方で、海外に目を向けると、王族に対する御用達という考え方がある。王族ということから、欧州が対象となる。 その中で、日本も含めたグローバルで認知度が高いのが、英国のケースであろう。英国王室御用達を、ロイヤル・ワラントと呼ぶ。ザ・ロイヤル・ワラント・ホルダー協会が、その詳細を公開している。 それによると、この制度の基盤は中世から始まっているという。15世紀には、王室に関する業務を行う行政機関の長官が、ロイヤル・ワラントを認証するための作業を始めていたとされている。 近年のロイヤル・ワラント制度が正式に施行されたのは、1840年になってからだ。ロイヤル・ブランドには3つの種類がある。エリザベス女王、エジンバラ公、そしてチャールズ皇太子が認定する3種類だ。 では、ロイヤル・ワラントはどうやって決まるのか?

アストンマーチンなどの自動車メーカーも該当

 最初の条件は、過去7年間に少なくとも5年間、王室向けに商品やサービスが提供されていることが挙げられている。どうやって、商品提供やサービスを開始するのかは、正式な記載がなく詳細は不明だ。その上で、ザ・ロイヤル・ワラント・ホルダー協会に正式な申請を行い、専門委員会で審議される。2022年については、申請は5月から6月まで受付される。 ロイヤル・ワラント・ホルダー(取得者)にはどのようなものがあるのか? 日本で馴染みがあるものでは、衣料品とアクセサリー部門で、バーバリー、バブアー、そしてDAKSがある。食品や酒類では、マルティーニ、モネ、コカ・コーラ、ジョニーウォーカー、ケロッグ、ネッスルなどだ。 自動車メーカーでは、アストンマーチン、ベントレー、ジャガー・ランドローバー、そしてヴォクソールとなる。 このように、コカ・コーラのように本社が英国以外にある企業がある場合もある。また、ロイヤル・ワラントというと、高級品というイメージが強いが、コカ・コーラやケロッグはもとより、輸送サービスではDHLがあるなど、普段の生活の中でクオリティが高い商品やサービスに対する認証制度であることが分かる。 一般消費者にとっても、ロイヤル・ワラントは、英国王室による品質保証の裏付けにより、商品やサービスに対する安心感が高まることにつながる。

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