「クルマいじり」には各国の文化がモロに出る! 日・米・欧の「カスタマイズカーショー」を比べてみた

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この記事をまとめると

■日本と世界のチューニングに対する文化の違いを解説■世界中で展示会は開かれているが、内容が日本とは異なる■国の文化と一緒で、クルマの使い方も国を跨ぐごとに変わってくる

日本のチューニング文化は世界的に見てもやっぱり独特だった

 東京オートサロンも大阪オートメッセも、2022年は2年ぶりの開催となり、ほっと胸を撫でおろしているクルマ好きの人たちが少なくないだろう。 一般的には、こうしたイベントはカスタマイズカーショーと呼ばれる。 だが、最近の東京オートサロンには自動車メーカー各社が大型ブースを構え、各社の社長など幹部がプレゼンテーションすることもあるなど、大型モーターショーとしての要素も強くなってきている。 そんなカスタマイズカーショーは海外ではどうなっているのだろうか? もっとも有名なのは、アメリカのラスベガスで開催されるSEMAショーだろう。SEMAはアフターマーケット事業者による団体だ。 そもそもは、ピックアップトラック関連のパーツがメインで、カーオーディオなど電気メーカーや修理工場用の各種機器などが並んでいた。また、60年代のマッスルカーや、小規模事業者によるオリジナルカーなどが並ぶという感じだった。自動車メーカーもパーツ部門として参加していたのだが、90年代からSEMAショーは段階的に、場内の雰囲気が変化していった。 まずは、SUVブームによって20インチ以上の大径ホイールの出典が目立つようになる。90年代末から2000年代頭になると、今度は日系チューニングカーがズラリと並ぶようになった。映画「ザ・ファスト・アンド・ザ・フューリアス(邦題:ワイルドスピード)」が社会現象となった影響である。

文化が異なればクルマに対する立ち位置も変わってくる

 しかし、そうした日系チューニングカーブームはあっけなく消え去り、今度はマスタングやダッジチャージャー・チャレンジャーなどアメリカンマッスルカーが復活する。 こうした中、米系と日系の自動車メーカーも正規出展も増えていく。 2010年代は、ピックアップトラックやSUV、そしてマッスルカーが混在するようになったが、直近ではアウトドア重視のキャンプ関連で、いわゆるバンライフが流行っている状況だ。 今度は欧州に目を向けると、ドイツのエッセンショーがある。こちらは、メーカー系の出展はほとんどなく、メルセデス、BMW、フォルクスワーゲンなどのチューナーや、旧車がメインだ。欧州系ホイールメーカーなどはエッセンショーで新作を発表することが多い。そのほか、フォルクスワーゲンのファンミーティングというイメージが色濃い、オーストリアのヴェルターゼは、様々な欧州車が集う。 とはいっても、高級車ではなく、あくまでも庶民の楽しみというアットホームな雰囲気がとても良い。カスタマイズカーショーは、国や地域の文化が反映されており、それぞれ違った味わいがあるものだ。

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