カタログ記載の航続距離も出せないことはない! オーナーが語るEV電費のリアル

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この記事をまとめると

■電動化が叫ばれる昨今、電気自動車への注目度が高まっている■しかし航続距離については半信半疑の人も少なくない■EVオーナーである筆者が率直な感想を述べる

2万kmを超えてもセグ欠けや航続距離の減少は認められない

 自動車の電動化が叫ばれる昨今、電気自動車への注目度が高まっているのはご存じのとおり。ひと昔前はバッテリーの容量も性能もそこまで高くなく、すぐに劣化してしまうイメージや満充電でもカタログ値のような航続距離を実現するのは夢のまた夢という印象も強かった。 しかし最近では大容量のバッテリーの登場や、バッテリーや補器類などの進化によって劣化もしにくくなるなど、航続距離、性能ともに大きくアップしてきているのだ。 とはいえ、まだまだ半信半疑の人も少なくないことだろう。そこで今回はリアルな電気自動車オーナーである筆者が実際の航続距離についてお伝えしたいと思う。 筆者が保有する電気自動車とは、2017年に登場した2代目日産リーフで、40kWhのバッテリーを搭載するモデル。購入したのは2018年なので、すでに初回の車検も済ませ4年目に入ったところとなる。 現時点で2.4万kmほどを走行し、充電のほとんどはバッテリーへの負荷が大きいと言われている急速充電で賄っているが、メーター上のバッテリーセグメント欠け(いわゆる劣化)は認められず、航続距離についてもとくに減少したという印象はない。

WLTCモード燃費は現実的な数値

 続いて航続距離であるが、リーフの40kWhバッテリー搭載車のカタログ上の航続距離は、JC08モードで400km、WLTCモードで322kmとなっているが、正直なところ「400kmはムリ!」というのが率直な印象。 一方、WLTCモードの322kmについてはかなり現実的な数値となっており、かなり気を使って走行すれば実現できるかも……といったイメージだ。実際のところはとくに気を遣わずエアコンも普通に使用して、満充電で250km前後は走れる感覚なので、WLTCモードの8割~9割程度の数値はコンスタントに記録できるといったところだろう。 この辺りは各自の乗り方や走行するシチュエーション、車両の状態によっても異なるのは内燃機関を搭載した車両でも同様であるが(なんなら筆者のリーフは無駄に18インチにインチアップしている)、WLTCモードであればかなり現実的な数値になっていると言える。 なお、以前ホンダeにもしばらく乗る機会があったが、こちらでは160kmほど走行して8.7km/kWhという電費をマーク。ホンダeのバッテリー容量は35.5kWhだから、このペースなら308.8km走れる計算となり、カタログのWLTCモード289kmを上まわる計算となる。 このように車種によってはカタログ値を超える航続距離をマークする場合もあるため、カタログの航続距離はかなり現実的な数値となっていると言っていいのではないだろうか。

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