何気なくやっている「日常行為」が寿命を縮める! クルマを長持ちさせるための「ほんの僅かな気遣い」7選
この記事をまとめると
■いまのクルマはかなり品質がよくなっている■しかし日頃の使い方によって寿命は変わる■日常の気遣いで長持ちさせられるポイントを7つ紹介する
日常の気遣いで長持ちさせられるポイントを紹介
メンテナンスフリー化が進んでいて、品質もよくなっている最近のクルマでも、やはり日頃の使い方によって寿命は縮む。多数の部品が組み合わされた機械だけに、時間、そして走行距離が進むにつれて、程度に差が出てくるのは当然のことだ。今回は、日常のちょっとした気遣いで長持ちさせられるポイントを紹介しよう。
変速は丁寧に
MT車では当然のことだが、ATにも当てはまること。ATは自動で変速しているだけで、気を遣いたいところはMTと同じ。マニュアルモードを手荒く操作しない、止まらないうちに前進からバックに入れないなど。MTではやらないことはATもやらない。ATだとやってしまいがちではあるが。
クラッチに足を置きっぱなしにしない
MT車の場合、クセでペダルに足を置きっぱなしの人がいる。踏みっぱなしではなく、かかとをフロアに付けて、つま先が乗っている程度なのだが、これだけでもクラッチ板が微妙に減っていくことがある。また信号待ちですぐに発進する場合、シフトを入れてクラッチを踏んで待っているのはダメではないが、長時間だとベアリングなどを傷めるので気をつけたい。
アイドリングのしっぱなしを避ける
環境には悪いので避けるべき行為だが、クルマにとってもよくない。エンジンは高回転のほうが効率がよく、低回転を持続するのは不得意。エンジンルーム内に熱がこもるなど、いいことはない。渋滞をイメージするとクルマへの負担の大きさがわかると思うが、アイドリングでも同じと思うべし。
ハンドル&ペダル操作は基本!
フットブレーキの使い方
あまり踏まないようにするというほどではないが、早めのアクセルオフでのエンジンブレーキ。シフトダウンも効率よく使うことで、ブレーキに極端な負担をかけないようにする。ブレーキの摩耗を防ぎたいというわけではなくて、そこから発生する熱や荷重の大きな変化を避けたい。
ハンドルはスムースに切る
これは基本中の基本で、ブレーキやアクセルを滑らかに踏むことと3点セットと言っていい。同じクルマを何十年も乗り続ける人に聞くと、必ずと言っていいほど「運転はスムースにする」という答えが返ってくる。急が付く操作はやはりクルマへの負担が大きい。
ドアは静かに閉める
バンと思いっきり閉める人がいるが、すぐに不具合にはならないにしても負担は大きい。ある程度まで手で持っていって、最後のところをギュッと押す感じで閉めると負担が小さい。
シートには優しく座る
経年車を見ると、シートが毛羽立っていたり、サイドの部分がすれていたりする。仕方がないとはいえ、みっともないのは確かだ。ジーンズなどの硬い風合いのものを避けたり、いちいちクルマに合わせて服を選べない場合でも、乗ったり下りたりする時に、スッと座るようにする。つまりシートの上でお尻をスライドさせないようにするといい。