クルマのDIYで必ず触る「ネジ」! たかがネジだが「なんとなく締める」のは厳禁だった

コラム WEB CARTOP

この記事をまとめると

◼︎DIYの過程で必ず触るネジの扱い方を解説◼︎ただ締めたり緩めたりするとパーツなどを傷める可能性がある◼︎ネジを扱う際にグリスを使うとサビ防止などに効果があるという

クルマイジリの”超”基本! ネジの扱い方を見つめ直す

 ハードな内容でなくても、DIYでメンテをしたり、用品を取り付けたりする人は多いだろう。その際に行うことが多いのが、ポルトやナットを外したり、締めたりすることだ。クルマの場合、六角のボルトとナット以外に、内側にレンチを入れて回す六角穴付きが使われることが多い。ドライバーを使うプラスやマイナスもなくはないが、力があまりかからないところに使われることがほとんどだ。 ちなみにクルマの場合、プラスのことが多いのは、本田宗一郎氏がアメリカで見て真似したことで広まったと言われている。理由は強い力がかけられるからというもの。ただし、事実ではあるが、それ以前にもプラスネジは存在していたので、ルーツというほどではないのが実際のようではある。 なんとなく、ギュッと締めている人が多いとは思うのだが、外す時はいいとしても締める時はこれでいいのか気になるもの。じつは締めすぎということも多く、最悪の場合、ネジ山を傷めてしまうこともある。ベストはトルクレンチを使って正確な力で締めること。 ただ、誰もが持っているわけではないので、心配なら緩める時にマジックなどで印を付けておいて、締めるときはそこを目印にするのもいいだろう。またサイズは小さいものから大きいものまでさまざまだが、基本的に大きさは締め付けトルクに対応しているので、小さいのに大きな力をかけるなどはない。 またホイールのナットのように円形に複数が並んでいる場合は、一箇所から順に締めていくのではなく、対角線で行うと均一にしまっていくのでベストだ。外すときも、均等に外していくためにも対角線で行うほうがいい。

ネジにグリスを塗るのはアリ? ナシ?

 そしてネジで賛成と反対で意見が分かれるのが、ネジ山にグリースを塗るということ。一見するとグリースなんて塗ったら緩みやすくなってしまうと思うが、ネジメーカーや関係団体によれば薄く塗るのが基本ともいう。 理由は塗ることでサビや汚れに締め付けトルクを奪われることなく、複数あっても均一に締められるからで、これは実験でも証明されている。また、電蝕と呼ばれるサビも防止できるというメリットもある。 肝心の緩みについては、ネジの結合は力が強く、山自体がガッチリと引っ張り合うことで固定するので薄い油膜は破ってしまうため問題ないとされる。ただ、潤滑性の高い高級なグリースだと、滑りやすくなりすぎてオーバートルクになりがちという実験結果もある。一般的な安いグリースで構わないので薄く塗ればいいだろう。 一方、反対派は緩んでしまいそうというのが1番の理由で、そもそも新車のネジには塗っていないではないかというのもよく言われる。確かに塗っているのを見たことないので納得できるが、バイクでは新車でも塗られるようになってはいるので、今後広まるかもしれない。ただ、新車の場合はコストと手間が関係してくるので、修理やメンテをしたら塗るという程度だろうが。 もちろん塗らなかったからすぐにどうこうなるわけではないが、いずれにしても外した場合はネジ山を点検して伸びているようなら新品に交換。汚れが詰まっている場合はブラシなどできれいにしてから元に戻すようにしたい。

  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
  • ネジの扱い方
goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
Q&A
サイトマップ