日本車の「燃費」最良車と最悪車を比べたら衝撃の結果! たった100km走って燃料代に「1800円以上」の差が出た

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この記事をまとめると

■現行車で燃費の良いクルマと悪いクルマが消費するガソリン量を比較した■100km走行する際に必要な燃料に10リットル以上差が出る場合もある■ヤリスハイブリッドの燃費は圧倒的だった

ヤリスハイブリッドの燃費は驚異的なのだ

 毎年恒例、国土交通省による自動車燃費ランキングが発表された。WLTCモードを基準とした2022年3月末時点で、もっとも燃費性能が優れているのはトヨタ・ヤリス(ハイブリッド)で、その数値は36.0km/Lという、とんでもないレベルになっている。 この数値は同じくトヨタのハイブリッドモデル「アクア」の35.8km/Lと僅差であって、とんでもないレベルというのは言い過ぎに思えるかもしれないが、他メーカーのトップは日産ノートの29.5km/Lであり、この領域における6.5km/Lという違いは大きすぎるといって然るべきだろう。 それはともかく、逆にWLTCモード燃費のワーストにおいても、トヨタと日産は競い合っている。現実的にはワーストなのがGT-Rの7.8km/L、それに続くのがランドクルーザーの7.9km/Lだったりするのだ。奇しくも、この両モデルはV6ツインターボエンジンの4WDである。 スポーツカーとSUVというカテゴリーは異なるが、燃費性能が似ているのは興味深い。

たった100km走るのに10リットルもの差が生まれるケースも

 では、WLTCモード燃費トップのヤリスハイブリッド(36.0km/L)とワーストのGT-R(7.8km/L)のランニングコストはどれほど異なるのだろうか。WLTCモードがリアルワールドでの燃費を完璧にトレースしていないことは自明だが、まずはWLTCモードを基準に100kmを走るのに必要なガソリン量を計算してみよう。 100km走行で必要なガソリンは、ヤリスハイブリッドが2.8リットル、GT-Rが12.8リットルとなる。GT-Rが大喰らいなのはわかっていたが、たった100kmを走るだけでヤリスハイブリッドより10リットルも多くのガソリンが必要になるというのは驚きだ。 さらに、ヤリスハイブリッドはレギュラーガソリンなのに対して、GT-Rはプレミアムガソリン(ハイオク)仕様となっている。 昨今のガソリン小売価格のトレンドを踏まえ、レギュラーガソリン170円 ハイオクガソリン181円で、それぞれのモデルが100kmを走るに必要な燃料代を計算してみよう。 ヤリスハイブリッド 170×2.8=476円 GT-R 181×12.8L=2317円 なんと、100kmを走るだけで、GT-Rは1841円も余計に燃料代がかかるのだ。 逆に、ヤリスハイブリッドに2317円の燃料代を与えると、490kmも走ることができる。大雑把にいって、GT-Rはヤリスハイブリッドの5倍も燃料代がかかることになるのであった。 ちなみに、国産ディーゼル車の好燃費モデルといえばマツダMAZDA2。軽油は単位あたりの価格が安いだけにガソリンのハイブリッド車よりランニングコストが抑えられるという意見もあるだろう。 そんなMAZDA2のWLTCモード燃費は21.6km/Lとなっている。つまり100kmを走るのに必要な軽油は4.6リットルということになり、軽油の小売価格トレンドを150円として計算すると、150×4.6=690円となる。MAZDA2であってもヤリスハイブリッド比での燃料コストは1.5倍近いのだ。 こうした圧倒的な燃費性能を知ると、冒頭で、ヤリスハイブリッドを“とんでもないレベル”と記した理由を理解していただけるのではないだろうか。

  • 燃費トップとワーストを比較した
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