クルマにも上座・下座がある! ドアの開閉やエアコンにも注意が必要な自動車のビジネスマナー

コラム WEB CARTOP

この記事をまとめると

■クルマに関するビジネスマナーを解説■座席には上座・下座がある■移動中の車内で気を付けるべきことも存在

クルマの座席にも上座・下座がある

 4月から新社会人としての毎日をスタートした皆さん、アルバイトや派遣などで新しい職場に配属された皆さん。まだまだ覚えることがいっぱいで、大変な思いをしているかもしれませんね。社用車で外回りをしたり、接待でゴルフなどに行ったりする際には、クルマに関するビジネスマナーもしっかり覚えて実践してほしいところです。 まずは、上司やお客さまがいる場合に、どの席に座っていただくべきか。じつはクルマの座席にも、上座・下座のマナーがあります。これは、運転手がいる場合と、いない場合(自分や上司が運転する場合)、また女性がいる場合で変わってきます。 5人乗りのクルマで、運転手がいる場合。これは後席の運転席側がいちばん上席になります。2番目が後席の助手席側。3番目が後席の中央。そして4番目が助手席です。タクシーもこれが当てはまります。ミニバンなど3列目シートがある6人〜8人乗りの場合には、3列目シートの助手席側がもっとも下席です。 運転手がいない場合は、上司やお客さまが運転する場合には、自分は助手席に座りましょう。自分が運転する場合には、お客さまに後席の運転席側、上司に後席の助手席側をすすめるといいでしょう。ただし、どの場合でも、女性が乗車する場合には後席中央に座らせることは控え、ほかの席を案内します。後席中央は足元に出っ張りがあり、足を開くことになってしまうからだと言われています。段差のないクルマなら、それほど気にすることはないでしょう。 次に、ドアの開け閉めです。上司やお客さまをご案内する場合は、助手席側のドアを左手で開け、そのまま左手でドアを固定したまま、右手で「どうぞ」とご案内します。しっかりと座席に座ったことを確認したら、「お閉めします」と声をかけ、ドアに挟まるようなものがないかどうかをチェックしてから、丁寧にドアを閉めましょう。一度、10cm程度のところで止めてから、優しく押し込むように閉めると上品です。 そして降りる際には、左側のドアの横に立ってドアを開け、押さえながら降車を待ちます。自分が運転している時には、足もとがフラットなところなど、降りやすい場所を確認してクルマを停めるのもマナーです。

移動中の車内での振る舞いにも注意

 さて、移動中の車内ではどんなことに気をつけたらいいでしょうか。昨今はいつでもどこでも電話がかかってきたり、メールやLINEの着信があったりするものですが、私用の電話やメールは「移動中だからいいだろう」というのは通用しません。業務に関する電話やメールは、緊急の可能性もあるので同乗者にひとこと断りを入れ、出るようにします。ただ、込み入った話や急ぎではない用件なら、後ほどこちらかから折り返す旨を伝え、目的地について落ち着いてからかけ直すようにするといいでしょう。自分が運転中の場合はもちろん、スマホや携帯電話を使うのはNGです。自分のクルマだったり、よく使う社用車などでBluetoothの連携をしている場合は、ナビ画面に相手の名前などが表示されたり、うっかり着信すると会話が丸聞こえになったりしますので、あらかじめBluetoothを切っておくようにしましょう。 もう1つ、車内で気をつけたいのがエアコンの温度や風量です。多くのクルマの場合は、前席より後席の方が夏は暑く、冬は寒く感じやすいと思います。ということは、上司やお客さまを乗せることが多い席が、いちばん快適になるにはどうすべきか、常に状況を把握してエアコンを調節する必要があるということです。 たとえば運転席側から常に日差しが当たっているならば、上席の人がいちばん暑い思いをしてしまいます。エアコンの吹き出し口が後席にもありますが、足もとから出る場合が多いので、前席の吹き出し口をめいっぱい上に向け、後席に風が届くようにするといいでしょう。日差しを遮るサンシェードや、冬には膝掛けを用意するのも一つの手です。また、女性は男性よりも寒がりな人が多いため、女性と同乗する際にもエアコンの設定温度には気を配るようにしましょう。 さて、最後はお見送りです。お客さまが運転するクルマに乗せてもらい、用事が済んで降ろしてもらった後は、そのクルマが見えなくなるまでしっかりお見送りします。自分が運転していて、上司やお客さまを降ろした場合には、一度運転席から降り、助手席側にまわってしっかりとご挨拶をし、建物の中に入るまでお見送りしたあと、運転席に戻ります。くれぐれも、運転席に座ったまま窓だけを開けて挨拶することのないようにしましょう。 ということで、上司やお客さまを敬う気持ち、真心を持って接する行動は、クルマのシーンでも変わらないですね。こうした1つ1つの行動が、あなたへの信頼につながっていくと思います。

  • クルマに関するビジネスマナー
  • クルマに関するビジネスマナー
  • クルマに関するビジネスマナー
  • クルマに関するビジネスマナー
goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
Q&A
サイトマップ