じつは無資格でマイカーの整備をしても問題なし! クルマの「整備士資格」は何のために必要で何ができるのか?

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この記事をまとめると

■整備士はひとのクルマのメンテナンスや修理を行うことができる■整備士の資格にはいくつかの種類がある■取得方法は専門学校に行くのが一般的

整備士免許にはさまざまな種類がある

 クルマのメンテナンスや修理を行ってくれるのが整備士だ。ディーラーのピットや修理工場、さらにはカー用品店のピットなどにも所属している。整備士には必要な資格があって、それが整備士免許と呼ばれるもの。ちなみにDIYでの作業については商売でなく、資格は必要ないし、ブレーキなどの分解整備(特定整備)も自分のクルマであれば無資格で行うことが可能だ。正確には他人のクルマでも費用を取らなければ問題ない。 ひと口に整備士と言っても、いろいろな種類がある。まずはレベルで、3級から1級まで。3級と2級はそれぞれ「ガソリン自動車整備士」「ジーゼル自動車整備士」「自動車シャシ整備士」がある。名称が示している通りなのだが、ガソリンを持っていればディーゼルもシャーシも整備は可能。ただ、「ジーゼル自動車整備士」と「自動車シャシ整備士」を取得していると、より専門的な知識を持っているという評価になるので、それぞれ取っている人が多い。 では、3級と2級の違いはというと、3級はそれぞれの項目の基本部分を触れるだけで、しかも上級者からの指示や確認のもと、作業ができる。2級になれば自分の判断で作業が可能だ。また、実際のところ、2級があればすべての整備に対応できる。

1級自動車整備士は2002年に導入された

 1級は存在していなかったのだが、2002年から導入された。1級自動車整備士の種類はほかと違っていて「1級大型自動車整備士」「1級小型自動車整備士」「1級二輪自動車整備士」の3種類で、実際に試験が行われているのは「1級小型自動車整備士」のみとなっている。ただし内容は曖昧で、よりレベルが高く、就職や業務資格に有利という位置づけ程度ではあった。 現在、最新制御に対応するため、法律が改正されている。今まであった整備主任は1級もしくは2級があればよかったのが、現在は安全装置のカメラやセンサーの調整であるエーミングを行うためには「自動車特定整備事業」の認証が必要で、そのための資格を取った整備主任を置くことが義務付けられている。2級などであれば講習会や試験をパスする必要があり、1級整備士であればそのまま取得できる。これは1級整備士の大きなメリットと言っていい。 最後に整備士の資格の取り方だが、専門学校に行くのが一般的でしっかりと学べるし、卒業とともに資格取得が可能。ただし、運転免許の一発と同じようにある一定期間、関係する業種での実務経験があれば試験を受けて取ることもできて、学科と実技が定期的に行われてはいる。また学科をパスすると、整備組合が実施する講習会に出れば実技は免除というシステムもある。 現在、整備士は他の分野同様に高齢化と人手不足に陥っているので、資格保持者の需要は大きい。もちろん形だけ取っただけでは実務がともわないが、働きながら身につけていくことも可能なので、興味のある方は資格としてチャレンジしてみるのもいいかもしれない。

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