ポツンと高級車を展示している小さなクルマ屋! なぜ潰れないのか?

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この記事をまとめると

■高級車を数台展示している小さな販売店をよく見かける■「商売は成り立つのか?」という疑問の声も■このような店の販売体系について解説する

すべての自動車販売店が「B2C」ではない!

 けっして広いとは言えないショールームに、フェラーリやベントレーなどがポツンと置かれているような、輸入車販売店を見かけることがある。庶民感覚だと「これでどうやって商売が成り立つのだろうか?」と思う人が少なくないかもしれない。 同じような話で「あの状態で、あの店はどうして潰れないのか?」という発想により、さまざまな種類のお店がテレビ番組やネット情報などで取り上げられることがある。商店街の中にある古い書店や衣料品店など、あまりお客さんが入っていないようなのに、長年に渡り商売を続けているのはどうしてだろう? そんな切り口で、実際にお店の実情を取材してみました、という流れの番組構成が多い。 こうした、潰れそうで潰れないお店の実態で、もっとも多いのがB2Bというビジネスモデルでの安定した収益の確保がある。B2Bとは、ビジネス・トゥ・ビジネスの略称。つまり、事業者どうしの取引きという意味だ。 通常、一般消費財の商流は、製造者(メーカー)、卸売り業者、小売り販売店(ディーラー)、そして消費者という流れだ。B2Bでは、卸売り業者同士、または小売り販売店同士、さらに卸売り業者と小売店の間が、商売の流れとなる。 一般的なお店は、小売り販売店と消費者の間での、B2C(ビジネス・トゥ・コンシューマ)。その場合、1日に何人お客さんが来店して、そのうち何割が商談として成立するかで、売上高が決まる。 自動車販売では、国内メーカーや輸入車の大手の小売り販売店では、そうしたB2Cであるため、小さき規模の販売店を含めて、自動車販売会社のどれもがB2Cというイメージを持ってしまうのだろう。 それが、B2Bを主体とする販売体系ならば、仮にショールームが狭くても、ネット上や電話の取引で車両や関連部品の売買、または提携する修理工場への車両修理の依頼などを行うことができる。つまり、ショールームは実店舗という看板であるといえるだろう。 その上で、こうした分野では超高級車や、いまではネオクラシックカーの取扱いが多いのは、当然のことながら、1台あたりの単価が高く、それに準じて利幅も大きいからというのが、一般的な解釈だろう。 もちろん、ショールームや隣接する修理工場の規模は小さくても、職人気質のオーナー経営者が1台1台を丁寧に仕上げて、その仕事ぶりに惚れ込んだユーザーが、どんなに納期が長くても、このお店からクルマを買いたいと思うようなお店もある。自動車文化という視点では、そうしたお店が末永く商売を続けていける環境づくりが必要だと思う。

  • 高級車を数台のみ展示している小さな販売店の商売は成り立つのか
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