ランクル300は2000万! ジムニーが250万! 新車が買えるのにSUVの中古価格が爆上げしているワケ

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この記事をまとめると

■いまいくつかのSUVモデルにプレミアム価格が付いている■トヨタ・ランドクルーザーの中古車価格は1600〜2000万円■その他モデルの状況や価格高騰の理由について解説する

ランクルの中古車価格は1600〜2000万円!

 トヨタの販売店によると「ランドクルーザーの納期は今でも4〜5年を要する」という。原因は新型コロナウイルスによるパーツの供給不足ではない。ランドクルーザーは生産総数の約50%を中東地域で売り、日本市場への割り当ては10%以下だ。供給台数が極端に少ないため、納期遅延に陥った。 その結果、ランドクルーザーは中古車市場の混乱を招いている。現行ZXの価格は、ガソリンターボが730万円、クリーンディーゼルターボは760万円だが、中古車価格は1600〜2000万円に達する。中古車が新車価格の2倍以上で売られているわけだ。トヨタが需要に応じた台数のランドクルーザーを日本市場に供給できれば、このような混乱には陥らなかった。 ジムニーの納期も長く、販売店では「今でも約1年を要する」という。ジムニーは2018年に現行型を発売した直後、1カ月平均の届け出台数は約1800台だった。その後に増産を行い、2022年1月から5月の1カ月平均届け出台数は、2018年の2倍に相当する約3600台に達する。それなのに納期は縮まらない。 この影響で、ジムニーも中古車が高値で販売されている。新車価格は最上級グレードのXCが190万3000円(4速AT)だが、中古車は250〜270万円だ。ドレスアップを施して付加価値を高め、300万円を超える中古車もある。ノーマル状態でも新車価格の1.4倍前後だから、ランドクルーザーほどではないが、中古車市場が混乱している。

プレミアム価格が付くか否かの境目は納期の長さ

 ヴェゼルはどうか。販売店によると「納期は今でも半年以上で、ボディカラーや装備によっては約1年を要する。またe:HEV・PLaYは、納期遅延が著しく長いため、メーカーの受注が中止されている」という。 中古車価格を見ると、ヴェゼルもプレミアムが付いている。受注の中止により、いつ買えるかわからないe:HEV・PLaYは、新車価格が329万8900円(駆動方式は2WDのみ)なのに中古車価格は360万円以上が多い。 ヴェゼルで売れ筋のe:HEV・Zは、新車価格が289万8500円で、中古車価格は330〜360万円だ。ランドクルーザーと違って新車価格の2倍には達しないが、10〜20%は上乗せされる。 プレミアム価格が付くか否かの境目は、クルマの趣味性と、納期の長さに基づく。趣味性の強いクルマは、ほかの車種では代用が利かず、とくにランドクルーザーは、もともと目立つクルマとあって現時点で新型を手に入れると注目を浴びる。納期も長く、4年間は待てないユーザーも多い。 しかもランドクルーザーは、先代型の中古車も高値で売られているから、新型をプレミアム価格で購入しても、売却時にある程度は取り戻せる可能性が高い。こういった事情で、ランドクルーザーやジムニーの中古車価格は、プレミアム価格が付いている。

  • SUVにプレミアム価格が付く理由
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