カローラ原理主義のマニアが衝撃! 1代限りで終わった「カローラセレス」の異端児っぷり

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この記事をまとめると

■カローラを乗り継ぐ筆者は、過去「カローラセレス」に乗っていたことがあった■カローラセレスは1992年に登場した4ドアハードトップモデル■それまでのカローラには見られない珍しい部分が多くあった

1992年に登場したカローラの4ドアハードトップモデル

 筆者は長い間トヨタ・カローラを乗り継いできているのだが、そのほとんどはカローラセダン(セダンしか認めないカローラ原理主義者とも呼ばれている)であった。しかし、そのなかで唯一カローラレビンの流れを汲むカローラセレスに乗っていた時があった。 カローラセレスは1992年5月に姉妹車“スプリンターマリノ”とともに、レビン&トレノ系(クーペシリーズ)をベースとしたカローラシリーズの4ドアハードトップモデル(2ドアクーペ派生ということは4ドアクーペともいえる)としてデビューしている。4ドアハードトップといえば、マークⅡやクラウン、セドリックなどなど、いわゆる“ハイソカー”のみに許されたようなボディタイプであったが、世の中がバブル経済に入るころの1985年には、トヨタ・カリーナED、トヨタ・コロナエクシブなど、いわゆるミドルサイズモデルにも4ドアハードトップがラインアップされるようになった。さらに1990年にはサニーと基本コンポーネントを共有する日産プレセアがデビューする。プレセアはバブル経済の波にも乗って大ヒット。1.5リッターエンジンが設定されていたことも人気に拍車をかけたようだ。そして1992年にカローラセレスがデビューしている。 当時のカローラセダンは“やりすぎカローラ”ともいわれるほど、初代セルシオ並みの高質なソフトパッドをダッシュボードに惜しみなく採用するなど、豪華絢爛なものであった。もちろんクーペシリーズとはいえレビン&トレノも質感はセダンの流れを汲み、十分高いものであった。 筆者が選んだのは、1.6リッターハイメカツインカムエンジンを搭載する“1.6X”で、これに間欠リヤワイパーやマルチインフォメーションディスプレイがセットになった“エクストラパッケージ”を装着した。ボディカラーはシルバーマイカメタリックをセレクトした。セレスにはXの上級としてスポーツツインカムを搭載するGと、廉価グレードで1.5リッターハイメカツインカムを搭載するFの3グレード構成となっていた。

復活の可能性も否めない!

 Xはホイールこそスチールタイプ(樹脂キャップ)が標準であったが、セレスシリーズのなかではラグジュアリーグレードと位置付けられていた。“やりすぎ”といわれた、当時のカローラセダン(7代目)でもなかった、後席乗員用のパーソナルランプなどの採用もあり、“カローラの4ドアハードトップ”らしい特別な演出も施されていた。 ただ、当時のクーペといえばいまよりも低めのシートポジションが当たり前の時代であり、セレスが納車された最初の印象はその着座位置の低さと、乗降性があまり良くないことであった。もちろんクーペベースの4ドアハードトップなので、後席も含めて居住空間もセダンに比べればタイトに感じるものであったが、クルマのキャラクターを考えればそれを求めるのは野暮というもの。 カローラセダンの“掟”ともいえる、空調操作の上にオーディオスペースがあるレイアウトではなく、空調操作の下にオーディオスペースがあったり、トランクも5代目セダンから続いている(3代目、4代目を除き、初代、2代目も同様)、バンパー真上から開くタイプものではなかったり、カローラと名乗るセダンを乗り継いできたものとしては、珍しい部分も多くあった。 セレスがデビューしたころはすでにバブル経済も終焉を迎えていた。社会環境を考えれば、カローラフリークである筆者としては、“セレスは1代限りで終わるだろう”という判断もあり、購入することにした。案の定というか、トレンドの移り変わりもあり、マークⅡもクラウンもその後はドアサッシを備えたセダンボディとなっている。 ただ、現状ではメルセデスベンツCLAやBMW 2シリーズグランクーペなど、コンパクトなサッシュレスドアを採用する4ドアハードトップ(4ドアクーペとされているがあえて)が輸入モデルではラインアップされており、日本でも人気は上々のように見える。ひょっとしたら30年の時を超えて、カローラセレスが復活といった可能性も否定できないかもしれない。現行カローラセダンベースで、レクサスブランド車としてラインアップすれば、世界市場レベルで見ればニーズがあるようにも思える(事実レクサス店でカローラセダンベースのモデルがあればいいのになあといった話を聞いたことがある)。

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