「すぐ飽きちゃうかも」……がどハマリ! 欠点はあれどエブリイの軽バンライフが楽し過ぎる! モータージャーナリストの愛車インプレ【山本晋也編】

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この記事をまとめると

■ライター陣が愛車をインプレッションする連載■今回は山本晋也さんのスズキ・エブリイバン■「軽バンライフ」を楽しんでいる

WLTCモード燃費を簡単にクリアできる

 自動車メディアに30年以上に渡ってかかわり、近年は自動車コラムニストとして活動している私、山本晋也がいま所有している愛車はスズキ・エブリイバン(DA17V・4型)です。購入したのは2021年10月のことで、電気自動車リーフからの乗り換えでした。 こう記すと「電気自動車が使えないのでエンジン車に乗り換えたのか?」と思われるかもしれませんが、けっして電気自動車に不満があったわけではありません。ただ単純に「軽バン」によるカーライフを送ってみたかったのです。 最近、話題となっているスズキの新型軽商用車「スペーシアベース」は、その開発においてコロナ禍によって加速した車中泊やオートキャンプなど軽バンを軸としたライフスタイルに対応することをコンセプトのひとつに挙げています。 軽バンを使ったカーライフをつなげて「軽バンライフ」と呼んだりします。YouTubeなどでは軽バンライフを楽しんでいる様子をアップしているユーザーも少なくありません。自動車コラムニストとしては、そうしたムーブメントを体験しておかなければ! という思いがあり、とにかく軽バンを買おうということでエブリイバンを選んだのでした。 中古車を手に入れて、DIYで改造して楽しむというのも考えましたが、50歳を過ぎているという年齢を考えると、リスク管理として衝突被害軽減ブレーキは最低限でも欲しいところ。さらに軽バンについていえば、宅配ビジネスの隆盛から中古相場が高めなこともあって、せっかくならば最新の先進安全機能を持つ新車を買おうと思ったわけです。もっとも購入から1年を待たずにエブリイバンが5型にマイナーチェンジしてしまったので、厳密には型落ちになってしまったのは残念ですけれども……。 さて、エブリイバンにはいくつかのグレードがありますが、選んだのは後席が乗用仕立てとなっているJOIN。パワートレインは、NAエンジン+5速MT、FRの仕様を選びました。JOINとしたのは3人家族で出かけることが基本なのでリヤシートが使えないグレードは論外だったためです。そしてNAエンジンの5速MTを選んだのには深い意味はありません。あえていえば、MTがもっとも燃費に優れていたからです。 NAエンジン+5速MT+FR仕様のWLTCモード燃費は17.0km/L。全体にローギアードな軽バンなので軽自動車に期待するほどの燃費ではありませんが、もし4速ATを選ぶとWLTCモード燃費でさえ13.8km/Lとなってしまいます。この燃費性能はいくらなんでも許容できないと思ったのです。「カタログ燃費なんて飾りであって、リアル燃費はそんなに出ない」と思いがちでしょうが、少なくとも自分が運転しているエブリイバンについては、その限りではありません。筆者の個人ブログ(https://yamamotosinya.livedoor.blog/)では毎月末に“今月の燃費”を集計して報告しているのですが、直近の数字は次のようになっています。2022年4月:18.7km/L 2022年5月:17.9km/L 2022年6月:18.3km/L 2022年7月:15.3km/L 2022年8月:16.9km/L いかがでしょうか、エアコンを使わない季節(4月~6月前半)はカタログ値を超えた燃費となっていますし、ガンガンにエアコンを使うようになってもカタログ値に近い数字を出しています。車中泊などレジャーメインで使っているので、中長距離を走ることが多いのも好燃費に影響しているでしょうが、これほどWLTCモード燃費を簡単にクリアできるというのは嬉しい誤算でした。 もちろん、欠点もあります。

素朴な4ナンバーはアガリの一台にもおすすめ!

 高速巡行においては横風にあおられると車線を維持するのも難しいと感じるほどで、直進安定性は2020年代のクルマとしては最悪といえますし、基本的には商用車ですから静粛性もイマイチです。雨の日などは雨粒が屋根を打つ音がダイレクトに響くのは閉口します。ほぼ空荷に近い状態で乗っていると、リヤ荷重が不足気味に感じるのも事実です。よくできたクルマとは言えない部分も多々あります。 その一方で、意外にステアリングとタイヤのつながっている感覚、アクセル操作に対するエンジンレスポンスといった部分は、プリミティブながら機械としてよくできているという印象を受けています。意外に運転席の出来もよく、長時間の運転でも疲れません。インプレッション的に表現すれば“クルマとの一体感があって運転自体が楽しい”のです。 エブリイバンを買う前は、「正直、軽バンライフとかノリでいっていても、すぐに飽きてしまうかも」と考えていたのですが、むしろ“アガリの一台は軽バンが最高”と思うようになっています。バイクファンの間では、さんざん趣味性の強いバイクを乗り継いだ挙句、最終的にはホンダのスーパーカブに落ち着くという風潮もありますが、四輪マニアにとっても最後は軽バンで締めるというのは悪くないかもしれません。 もっとも個人的には、まだまだ欲しいクルマ、乗ってみたいクルマはたくさんありますので、いま乗っているエブリイバンがアガリの一台になるとは思っていませんが、エンジン車としては最後の一台になってしまうかもしれません。 ところで、軽バンの中でもあえてエブリイバンを選んだのはアフターパーツが充実していて、カスタムの情報も豊富だからです。 実際、バン仕様のチープなスピーカーについては早々にトレードインタイプに交換していますが、純正装着が16cmサイズながら、17cmのトレードインスピーカー(カロッツェリアの同軸2ウェイ「TS-F1740-2 」)をインストールしています。このあたりもエブリイバンのカスタマイズをしている先達が発信した情報を参考にしています。 また、足もとはダンロップのバン用オールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX VA1」を履いていますが、それに組み合わせたホイールはウェッズの「VICENTE 04 CA・EV(ヴィセンテゼロフォーシーエーイーブイ)」です。このホイールはCA・EVというアルファベットが示すようにエブリイ、キャリイ専用設計となっているのが特徴。専用ホイールが用意されるほどの人気モデルというのもオーナーとしては嬉しいところですし、マッチングについても専用設計ゆえに文句なし。 そのほかディテールアップするにも多くの知見があるのがエブリイバンのメリットです。乗り始めて、間もなく一年が経ちますが、本当にエブリイバンを選んでよかったと感じています。

  • 山本晋也が愛車「スズキ・エブリイバン」をインプレッション
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