走行37万キロ! ジェミニ イルムシャー以上に欲しいクルマが出てこない! モータージャーナリストの愛車インプレ【すぎもと たかよし編】

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この記事をまとめると

■ライター陣が愛車をインプレッションする連載■今回はすぎもと たかよしさんのいすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー■2年かけて赤いボディの車両を手に入れた

同モデルのディーゼルからガソリンに乗り換え

 愛車は1986年式「いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー」(5速MT)です。 じつはその前も、中古で買った同年式のターボ・ディーゼルに乗っていました。当時「ディーゼルならいすゞ」と言われていたとおり、燃費の良さと高トルクによる運転のしやすさは抜群だったものの、とにかく高速走行がうるさく、じゃあガソリンにしようかと。そこでターボモデルのイルムシャーに決めました。 ただ、僕が欲しかった赤のボディは新車当時に超不人気だったらしく(人気は白と紺色だった)、何と中古を探し当てるのに2年もかかりました。その時点で発売から10年を経過しており、あまりいい状態とは言えなかったのですが「これを逃すと二度と見つからないかも?」ということで購入。まあ、しっかり整備すれば大丈夫だろうと考えました。 さて、愛車自慢はまず美しいスタイルです。G・ジウジアーロの原案によるボディは全身張りのある質感の高い面と、ハイデッキのパーフェクトなプロポーションで、発売された大学生当時、ほとんど一目惚れでした。とりわけ初期型のシンプルなまとまり感は完璧です。 じつは、クルマの性格としては後期型の「ハンドリング・バイ・ロータス」の大人っぽさに惹かれたのですが、やはりデザイン重視で初期型イルムシャーに決めました。 ふたつ目の自慢は、わずか全長4メートルの実用セダンという存在です。コンパクトながら効率のいいパッケージングで大人4名がラクに座れ、トランクも広い。大きなガラスエリアによる視界のよさはこの当時のクルマの美点でもあります。

80年代らしいギミックも!

 3つ目は、イルムシャー、ロータス共通のMOMOのステアリングとRECAROシートです。当時新車価格は160万円程度でしたが、よくもこんな贅沢品を装備したなと思います。RECAROは若干幅の狭い専用設計らしいのですが、それでも疲労の少ない座り心地は確かなものです。 4つ目は、イルムシャー用に開発されたターボエンジンでしょうか。120馬力という数字こそいまでは「普通」ですが、わずか930kgのボディには十分で、高速走行でも余裕のある走りが堪能できます。ローとハイの出力切り替えスイッチは、いかにも80年代らしいギミックですね(笑)。 もちろん、発売からすでに36年を経過した文字どおりの「旧車」ですから、それなりに故障もします。熱に弱く、購入直後にはオーバーヒートもしたし、クラッチワイヤーが切れたり、錆が見つかったり。また、当然ですがいまや内外装、機関とも新品パーツ類の供給は絶望的です。それでも毎日の通勤など普段使いがいいのか、決定的な故障はなく、走行距離は間もなく37万キロに届きます。 今年は少しずつガス漏れをしていたエアコンをついに修理しました。パーツがないのでコンプレッサーなどは現物修理ですが、いまでもこうした旧車に対応してくれる業者さんには本当に感謝ですね。 旧車乗りには「あるある」ですが、こうして乗り続けているのはジェミニ以上に欲しいクルマがないからです。このスタイルとパッケージングを超えるクルマが見当たらない。もう還暦を迎え、より快適で安全なクルマに乗りたい気持ちは大いにあるのですが……。どこか、コンパクトで魅力的なセダンを作ってくれるメーカーさんはいませんか?

  • すぎもと たかよしさんが愛車「いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー」をインプレッション
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