CMまんまの小型犬のような可愛さはどこから生まれる? 新型シエンタのデザインを分析してみた

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この記事をまとめると

■トヨタから新型シエンタが登場■まるで子犬のような可愛さがある■新型シエンタのデザインの魅力に迫る

先代のアクティブさも取り入れたスタイリング

 かわいい子犬がクルマに変身するTVCMが評判の新型「シエンタ」。たしかに愛らしいワンちゃんのような「カワイさ」を感じるシエンタですが、ではその秘密はどこにあるのでしょう? 今回はデザインの面からその点に迫ってみましょう。 デザインのキーワードである「シカクマル」など、初代回帰が謳われている新型ですが、じつはそう単純な話ではありません。まず全体のシルエットを見ると、初代の「静的」な佇まいに、先代である2代目の「動的」な勢いが微妙にブレンドされているのです。 わかりやすいのはサイドビューで、低いフロントノーズからリヤエンドに向けて駆け上がるルーフラインは意外なほどウエッジが効いていて、先代に近い「前進感」があることがよくわかります。走っているワンちゃんがクルマに変身するのは、この動的な部分をうまく表現していると言えそうです。 一方、フロントでは黒いラインでつながったライトが特徴的です。このラインはライト内を貫通して目尻まで延びていますが、これは左右のライトをひとつのユニットに見せたかったデザイナーの工夫です。その結果、まるで小動物の顔のようなキュートさが生まれました。

一筆描きの柔らかなボディライン

 サイドでは、低いベルトラインによる広いガラスエリアが特徴です。これは、もちろんドライバーを中心とした乗員の視界確保が主目的ですが、同時に非常に明るいイメージをボディ全体に醸し出しています。この明るさもまた愛着を感じるポイントになっているのです。 そして、ドア下部と前後のホイールアーチに置かれたプロテクターが新型の大きな見所です。これはキズ対応などの機能性や道具感を強く打ち出すアイテムですが、同時にブラックのパーツで土台を作り、その上に軽快なキャビンを載せるというデザイン的な意図もあります。この下半身も、まるで子犬が座っているような安定感を感じさせる秘訣になっているのです。 そして、円弧型に持ち上がったリヤピラーもまた特徴的です。ここも先代に近い表現ですが、じつはキースケッチを描いたのは同じデザイナー。先代と同じく、ルーフラインからS字を描くような「一筆描き」になっているのです。先代はこのラインがアクティブさを表現していましたが、新型はそこに「楽しさ」が加わっているのです。 さらに、先代の横型から縦型に変わったリヤランプも見所。かつての「ファンカーゴ」をイメージしたというランプは、リヤガラス、ガーニッシュと一体化され、合理性とともに柔らかさや和やかな雰囲気も生んでいます。 こうして見ると、新しいシエンタは単純に「シカクマル」だけでカワイいのではなく、先代の「クルマらしさ」を巧妙に取り入れつつ愛着を感じさせるスタイリングに気付きます。また、この愛着には子犬のようなカワイさだけでなく、欧州車的な道具感も含まれているのが新型のユニークさと言えるでしょう。

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