車のほうは長年AT車ばかりですが、バイクはマニュアル車に乗ってます。
まず基本知識として、同じ速度でも低いギヤを使えばエンジンは高回転になります。で、エンジンの出力は実用域においてはだいたい回転数に比例します。時間あたりガソリンの爆発する数は回転数に比例だから道理です。つまり低いギヤを使ったほうが力強く加速できます。
まっすぐな道においては単に加速に違いが出るだけですが。バイクでコーナー曲がる場合は、まず車体を倒し込みます。すると、そのまま重力で倒れ込もうとする力と、曲がることによって生じる遠心力にそれを後押しするエンジンの駆動力(による加速)で車体が起き上がろうとする力、両者が車体の傾きが保たれそのまま曲がっていきます。コーナー抜けたらアクセルひねって加速をプラスし車体を起こします。
この一連の動きが、自分でギヤ比をコントロールできることによって、より効率的になります。つまりコーナーを速く回れます。かつ上手く曲がれたという一種の爽快感があります。だから四輪があらかたATになった今でもスポーツバイクはマニュアルが主流です。
ガソリン車が時代遅れかというのはまた全然別の問題です。ハイブリッドが中途半端だとは私は思いません。いずれにせよ「移動手段としてしか考えていません」という人が内部機構をなんで気にするのか理解に苦しみます。
単純に移動手段としては、日本で最も一般的な乗り方する分には、ハイブリッドは純ガソリン車より電気自動車より便利で快適だと思います。