#5です。
ひとつ私の経験をば・・・
私は、機械いじりが好きだった父親の影響もあって、ガキの時分からの車好きでして、小学校高学年の頃には、友達と一緒にカタログ集め目的のディーラー巡りなんかしておりました(考えてみたら、もう30年前のことです)。まあ、ペラペラ、1枚もののパンフレットで帰されたこともありますが、即、追い出されることはありませんでしたね。
趣味の分野では、そのまま成長しちゃって、高校を出て就職したころ(まだ、免許取得前でした)にも、「そろそろ自動車学校に行く。家にも車があるけど、免許が取れたら自分の車が欲しくなるんだろうなあ」なんて言いながらディーラーに新型車を見に行ったことがありますが、「その時(車を買うとき)は、よろしくお願いします」と言うセールスマンはいても、「買わないんだったらさっさと帰れ」なんていう奴は一人もいませんでしたね。
そうやっていろいろなディーラーを巡っている(その間に免許を取得して、自分の車を持ちました)うちに、いろいろ相談に乗ってくれるセールスマンと出会って、気がついたら、その人から、実家の車を含めて合計5台買っていました・・・実は、私が今乗っている車は、転勤先で買ったこともあり、メーカーからして違う車なんですが、その時も「帰ってきたら、うちの車をお願いします」と言ってくれましたね。
あと、某老舗の外車ディーラーへ冷やかしに言ったところ、話しかけてきたセールスマンが、偶然、知人の甥御さんでした。そのセールス曰く、「うちの車(独製の大衆車クラス)とそっちのスカイラインと同じ値段、それだったら向こうへ行くのは当然なので、3年かけて(良さを判って貰って)買って貰う」と言っていました(なお、その方、まもなく転職しましたので、”3年後”はありませんでした)。
あ、そうそう、新車ディーラーのセールスマンだからと言って、無理して新車を買う必要はないですからね。当然、系列で中古車の取り扱いがありますので、中古車部門を紹介してもらえます(その際、新車セールスには紹介実績が加算されるはずです)。あるいは、新車セールスから、「今度新車を買う人から下取る車の程度が良いので買わない?」と言ってもらえるかも(新車セールスの長い人は、よく知っている、信頼できる人から下取った車は、同じく信頼できる人にしか売りたがらない傾向があります)。
車は高額商品ですから、ふらっと入って「これください」なんてお客さんは滅多にいません(でも、たまにはいるんですけどね)。今すぐ買ってくれるお客さんだけを相手にしていたら商売になりません。ですから、すぐに買えないことで負い目を感じる必要はありませんよ。
ただ、ごく稀に、車が趣味という人種がいることを理解できないのか、余裕がない(販売成績が悪い)のか、「見に来た客は買ってくれる客」とばかりにうるさいセールスがいます(親類縁者には売り切ったような若いセールスが多い)ので、其奴に引っかからないようにしましょう。
繰り返しますが、車は買ってから(売ってから)の商品です。ディーラー巡りでは、車を見るだけでなく、人を見る目や社会人との付き合い方も学びましょうね(そうすると社会に出てからもいろいろ役に立つでしょう)。