まず、現行法制のミニカーと呼ばれるものと、政府が検討している新しいミニカーは、まったくその基準が違います。
それを混同しているとまるっきり意味が通りません。
>1.軽自動車とミニカーでは税金に違いが生じるのでしょうか?
現行ミニカーは年1200円くらいから1600円くらいだったと思います。
軽自動車より安いです。
政府が検討しているミニカーは、税金に関しては触れられていません。
それとは別に、新ミニカーを制定るることで、今の軽を普通自動車に格上げして、税収アップを図ろうとするかもしれません。
>2.また何CCまでがミニカーに属し、
> 何CC以上から軽自動車の扱いになるのでしょうか?
現行のミニカーは、50cc未満です。
それを超えると、660ccまで軽自動車になります。
保安基準なども、軽自動車の保安基準が適応されるので、現実的に50cc以上のミニカーは作るのが難しいです。
>3.政府主導で排気量でいうところの125CC位の車で
> 1~2人乗りの車両を増やしていこうと考えているようですが、
> もしこの超小型車が市場に出回るようになれば
> 日本の停滞した自動車販売市場の起爆剤になると思いますか。
まったくなりません。
新ミニカーが出たら、今まで買わなかった人が載ると思いますか?
売れたとしてもその多くは、軽自動車からの買い替えになるでしょう。
つまり、単価の安いミニカーが売れた分、単価の高い軽自動車が売れなくなります。
確かに単価が安いので購入っ者数が2割伸びたとしても、その金額以上軽自動車の売り上げが落ちますのでトータル的にはマイナスに引っ張られることになります。
また、原付スクーターから上に上がる人も居ますので、原付スクーターの売り上げも落ち込むことになるでしょう。
日本の自動車販売市場の停滞は、車の値段が高いからではありません。
人口の減少、働いて得たお金の使い道(携帯やパソコンなど)、興味を持てる車がない、子供のころから車になじんでいない。
などの話から出ているものです。
新ミニカーが出たから、さぁ、買いましょう。と言うのはほんの一握りで、下手したら軽自動車の市場が壊れてしまう可能性もある話です。
>4.日本でミニカーを生産している自動車メーカーはあるのですか。
現行法制上のミニカーしかありませんので、その内容として書きます。
以前は、光岡自動車をはじめ数社が参入していましたが、最初は普通自動車運転免許がなくても。原付免許だけで乗れたこともあり、小さなヒットをしましたが、その後路上での流れを妨げるとして、最高速度の引き上げと同時に免許を普通免許でなけならない。(その時点で原付しかなかった人には、特例でミニカーに限った運転免許が講習などで交付された)と、なったため、一気に販売する会社がなくなりました。
その後も、光岡は細々と作って居ましたが、生産終了しています。