ネイキッド ベースグレード(ダイハツ)の中古車

ネイキッドはダイハツ工業が1999年から2004年まで生産・販売していた軽自動車である。「むき出しの素材感」というデザインコンセプトから、「裸」という意味のネイキッドというネーミングになった。バンパーやフロントグリルは外側からボルト止めされていて、簡単に取り外しができ、ディーラーでオプション販売されていたカーボンファイバー風のパーツやフォグランプの取り付けなどが容易になっていた。外板パネルも鉄板然とした意匠で外付けヒンジされており、レトロな雰囲気。内装にも外装の鉄板を露出させ、マグネット式の携帯電話ホルダーやコインホルダーを自由に取り付けできたり、車内に突っ張り棒をかけられる穴やアイボルト用のナット穴などが配置されていた。製造・販売が5年間しかなかったものの、毎年のように一部改良を加え、安全性能の強化や低排出ガス規制への対応を行った。ドアを閉めてから自動で施錠し、車に近づくと開錠するキーフリーシステムも採用された。中古車市場では走行距離4万kmから8万kmまでのものが多く流通しており、価格は30万円台から50万円台が中心になっている。