
2006年にザッツの後継車として発表され、2012年11月に販売を終了したモデル。トール型ワゴンの軽自動車で、シートアレンジが多彩に可能で、広々とした空間を確保できるため、荷物の積み下ろしなども大変便利なのが特徴である。床を低くすることで室内空間を拡大し、フロント、リア両方をベンチシートにすることにより車内の移動も楽にできる。駆動方式はFFと4WD。またi-DSIエンジンを採用することにより、燃費効率の良さと高出力を実現した。燃費向上に貢献する「電子制御4速オートマチック(プロスマテック/ロックアップ機構付)」は、変速ショックも少なくスムーズな加速で運転をアシスト。安全性能は、「EBD付ABS」が標準装備で、基本性能にこだわった装備により、危険回避能力が高い。ホンダ独自の衝突安全技術「G-コントロール」も装備され、さらに安全性能を向上させたゼストは、「軽自動車初の衝突安全性能総合評価でトップレベルの6スター」を獲得している。小回りの良さは狭い路地でも安心して運転でき、買い物などに使用することが多い女性などが使うファミリー向けの車である。現在は在庫車のみの販売であり、中古車としてでは40万から60万円の価格帯が多いが、あまり出回っていないのが現状である。