
「ゼストスパーク」は「ザッツ」の後継車として2006年に登場した「ゼスト」をベースに、スポーティーさを追求した派生モデルである。ゼストは4代目ライフとプラットフォームを共有、「乗り降り自在なスイッチムーバー」を基本コンセプトとして開発された。このため、高い室内高を確保するとともに、乗降や荷物の積み降ろしが容易なロースタイルにデザインされている。また、安全性能にもこだわりを見せ、軽自動車として初のサイドカーテンエアバッグを採用。運転席・助手席ともに、衝突安全性能総合評価で最上級の評価を獲得した。これは軽自動車として初となる快挙である。搭載エンジンは横置き直列3気筒でターボ仕様もラインナップされた。トランスミッションは4ATを採用している。発売当初は主婦向けの「ゼスト」と若者向けの「ゼストスポーツ」の2モデルであったが、特に後者の人気が高く、2008年には専用フロントバンパー・グリルを採用し、さらにアグレッシブな外観の「ゼストスパーク」が販売されるに至った。