
メルセデス・ベンツのEクラスは、ベンツの中で中核と言われるクラスである。Eの意味はドイツ語で燃料噴射を意味する“Einspritzung”であるとも、英の”Executive”であるとも言われている。サイズとしてはCクラスとSクラスの中間である。また安全性の面ではアメリカの保険業界の非営利団体が2000年から2003年を対象に行った調査では、運転者の死亡率が最も低い車種であるということが発表されている。価格帯は、モデルによって大きく変わってくるが、目安としては200万~700万円台となっている。近年の全モデル標準設備として、4角に取り付けられたセンサーにより駐車の際最適なスペースを検出する機能がある。その他の装備は、バラエティー豊かに揃っているモデルによってかなり違いがあるが、主なものでは、3D表示で見やすく、容量も80GB以上と大きいHDDナビゲーションが挙げられる。またグーグルマップが連携して搭載されていたり、インターネットに接続できる機能があったりと先進的である。E 250以外の全モデルに標準装備として「アンビエントライト」機能があり、ダッシュボードから全てのドアトリムにかけて、ラグジュアリーなデザインのライトで、夜間の走行中車内をやわらかく照らす。