
モコは日産自動車が2002年から販売している軽トールワゴンである。スズキが製造し、OEM供給を受けて日産としては初の軽自動車として市場に投入した。ベースはスズキのMRワゴンだが、ボンネットとバンパーの仕様が日産タイプに変更されており、ABSを標準装備として販売した。初代後期型は前席がセパレートからベンチシートタイプにマイナーチェンジされた。リモコンのボタン操作によるドアの開施錠ができるインテリジェントキーシステムを導入した2代目は、2006年から2011年まで製造された。さらに2011年にフルモデルチェンジを行った3代目はMRワゴンのヘッドライトがシャープな印象を与えるのに対し、丸みを帯びたものを採用し、差別化を図っている。2代目に比べ室内長が長くなり、居住性が向上、軽量ボディも採用して低燃費を実現している。日産独自のコンセプトを持つ軽自動車に仕上がっている。