
1979年に初代発売と長い歴史を持つスズキの「アルト」。ハッチバック型の軽自動車の先駆け的存在だ。一世風靡を巻き起こしたこともあって、軽自動車の人気車種として確固たる地位を獲得した。よく比較される他社自動車・ダイハツ「ミラ」と共に低燃費で小回りが良く、中古市場では比較的リーズナブル。低価格でありながら機能性を兼ね備えている点が魅力となっている。主なターゲットはセカンドカーを必要とするファミリーや維持費にあまり金額をかけたくない若い世代で、女性にも受け入れられやすいフォルムとなっている。2009年~2014年に発売された生産モデルではアルトのカタログ燃費は22km/L、2014年以降の現行モデルではガソリンエンジンとエネチャージ搭載によって2WD・CVT車で37km/Lとハイブリッド車クラスの燃費にまで追いついている。アルトのターボモデルは1998年~2004年までの5代目以降発売はしていなかったが、現行モデルでは約10年ぶりにRSターボが発売されることとなった。5MT仕様で610Kgという高剛性を重視しながら軽量化ボディを実現し、快適な走りをサポートしてくれる。その他、より低燃費仕様の「アルトエコ」やインテリアやエクステリアのデザイン性を重視した「アルトラパン」などのシリーズが発売している。