
トヨタ自動車が販売する大型LLクラスの高級乗用車「アルファード」。2002年にハイエース系4車種(グランビア・レジアス・ツーリングハイエース・グランドハイエース)の後継モデルとして発売された。広い室内空間を確保し、3列シートには7人乗り、8人乗りともにゆったりと座ることができる。初代アルファードは、トヨペットで「アルファードG」を、ネッツトヨタで「アルファードV」を販売。2車種は、フロントグリルの形状とエンブレム、販売店が違うだけでほぼ同じと言える。アルファードGはフロントグリルに使われているメッキが多く、きめが細かいため高級感が感じられる。人気に大差はないので、中古車市場で選ぶときはボディの好みとグレードの違いで選ぶと良い。大きさや車体の形状から日産エルグランドと比較されることがよくある。モダンなインテリアのエルグランドに対し、アルファードは大きなウッドパネルや革を多く使うなど、豪華さで勝負した。また車両価格や燃費、2.4Lエンジンの採用などで、Lクラスミニバン市場でトップの売り上げを誇った。中古車市場でも人気があり、特に30代~40代のファミリー層から圧倒的な支持を得ている。2008年のフルモデルチェンジにより、車名から「G」がとれ「アルファード」になった。